「世代のギャップがありますからね、あまり変なこと言うと、いろいろ危ないんですよ」――。舘ひろしが、西野七瀬との共演を振り返った。劇中のあるシーンで「もっと冷たく、僕を見下したように」と演技をリクエストするなど、コミュニケーションを重ねた撮影秘話を明かしている。
舘ひろし 映画『免許返納!?』への手応えを語る
映画『免許返納!?』(6月19日全国公開)の公開前夜祭が18日に都内で行われ、舘ひろし、西野七瀬、黒川想矢、八嶋智人、河合勇人監督が登壇した。
同作は、俳優仲間が起こしたバイク事故へのコメントをきっかけに窮地に陥った70歳の俳優・南条弘(舘ひろし)が、免許返納へのカウントダウンが近づくなか、親友でライバルだった俳優の願いと最愛の妻との約束をかなえようとする“ドライブコメディエンターテインメント”。かつて舘が主演した映画『免許がない!』(94)の主人公・南条弘という役名・設定を使ったアナザーストーリーとなる。
この日は上映前の舞台挨拶で、舘は会場に集まった観客の大歓声を受けて登壇。「この作品は、1994年に公開された『免許がない!』という映画へのオマージュとして製作されました」と切り出し、「笑いあり、涙あり。素晴らしい作品に仕上がっていると自負しております」と主演作への手応えを語った。
西野七瀬との共演を舘ひろしが回顧
南条のマネージャー・川奈舞役を演じる西野との共演について、舘は「今回の映画は、とにかく西野くんが生命線だと思っていたんです。(だから)最初からいろんなコミュニケーションを取って……」と回顧。続けて、「(劇中では)最初に僕がこけて、こけると西野くんが『空振り?』と言うんですけど。最初はちょっと遠慮して、心配ふうに『空振り?』と言ったので、そうじゃなくて、『すごく冷たく、僕を見下したように言ってくれ』と言って。見事にやっていただいて。そんな感じで、すごくコミュニケーション取りつつ」と振り返った。
また、舘との距離を縮めるためのコミュニケーションについて、西野が「お芝居のことに関してのお話はすごくしていましたけど。雑談とかはそんなに……(していない)」と明かすと、舘は「世代のギャップがありますからね、あまり変なこと言うと、いろいろ危ないんですよ」と苦笑し、会場を笑わせる場面も。
再共演への意欲
さらに、次は西野とどんなコンビを演じてみたいかと問われると、舘は「この作品の前に『あぶない刑事』でご一緒してるんですよ。そのときはまだ、西野くんの本質を知らずにちょっと遠慮があったものですから、2人の刑事同士のコンビというのはちょっと距離があったんですけど……」としつつ、「もう一度、もし『あぶない刑事』みたいなことがあれば、この距離感でいきたいなと思っています」と意欲的にコメント。
西野も「うれしいです」と喜び、「確かに『あぶでか』みたいな上司と部下的な関係値もいいのかなと思ったりしましたし、身内とか、家族でも面白いのかなと思います」と語った。
映画『免許返納!?』ストーリー
自他共に認める映画スター・南条弘(舘ひろし)は、70歳にして人生最大のピンチを迎えていた——。南条の原点ともいえる若き日の大ヒット映画『ハーレーライダー』で共演したライバル俳優・尾崎誠(宇崎竜童)がバイク事故を起こしたことを発端に、南条のコメントが誤解を生み、「スター俳優。南条弘(70) 免許を自主返納へ」と拡大解釈されてしまったのだ。
このままでは愛車のフェラーリに乗れなくなる! アクション映画も撮れなくなる! そんな南条の心配とは裏腹に、事務所社長の三宅(吉田鋼太郎)とマネージャーの川奈(西野七瀬)は、これを機に免許返納させよう! と南条を説得する。
そんな矢先、政府広報の免許返納CM依頼とハリウッド映画のオファーが舞い込む。盟友の願いと、最愛の妻との約束を叶えるまでは、いまはまだ免許返納をするわけにはいかない! 尾崎の息子・亮(黒川想矢)を探すために東北へ向かった南条は、最愛の妻との約束を叶えるため、『ハーレーライダー』の想い出の一本道へ向かうのだった……。



