「恋愛したくない」大学生の悩みに回答 周囲の言葉を軽くする方法とは
「恋愛したくない」大学生の悩み 周囲の言葉を軽くする方法

「恋愛したくない」と題する大学生の女性からの投稿が、ユーザー投稿サイト「発言小町」に寄せられた。今は恋愛したくないのに、周りがとやかく言ってくることがストレスになっていると悩みを吐露するトピ主さんは、「どうして皆、大学生で恋人がいるのが普通であると思っているのでしょうか。どうしたら皆、私を放っておいてくれるのでしょうか」と読者に問いかけている。

「理想が高すぎる」などの声に不快感

「なんで彼氏ができないんだろうね」「理想が高すぎるんじゃない?」「隙がなさすぎるのがいけない」などと言う人に対し、不快感をつづっている。投稿のタグから推察するに、そうしたことを言ってくるのは、友人や両親のようだ。

この悩みに対して、「恋愛のことで周囲にとやかく言われるストレス」を軽減するためには、以下の二つの方向性があると提案する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ
  • (1)環境を変える(今とは違う環境に身を置けるようにする)
  • (2)自分が変わる(周囲に振り回されにくい自分を育てる)

両方を同時にやっていくとよいが、まずは(1)から。今のコミュニティーに身を置き続ける限り、しばらくは恋愛の話題を振られ続けることになる。「何も悩んでいないのに答えを勝手に出されたり、妄想で原因を決めつけられたり、もううんざり」とのことだが、この状況を変えるために一番手っ取り早いのは、「恋愛の話題が中心のコミュニティーから少し距離を置くこと」だという。

環境を変える方法と、周囲に振り回されない自分を育てる方法

人は誰でも「自分が所属する集団から受け入れられたい、認められたい」という気持ちがあるものだ。もし「今いるコミュニティーを離れて、ひとりぼっちになるのは怖い」と思っているのなら、今ある人間関係をいきなり断絶するのではなく、次のコミュニティーを探しながら、少しずつ比重をスライドさせていくことを目指してみてはいかがかと助言する。

トピ主さんは現在、大学生とのこと。就職すれば、それぞれを取り巻く環境や生活パターンが大きく変わり、今の学生時代の友人たちと毎日顔を合わせるようなことはなくなる可能性が高い。あと1〜2年の辛抱と考え、自然に疎遠になるのを待つ選択もあるが、できるだけ早く環境を変えたいと思うのであれば、「最近、トピ主さんはアルバイト(または趣味、就活など)で忙しいらしいね」と周囲にうわさされるような状況を作ることで、今いるコミュニティーから少しずつ距離を置く方法もある。

続いて(2)。トピ主さんには長らく交際相手がいないとのことだが、「私は恋愛したい時にしますし、今はしたくない時だからしていません」という一文から、恋愛そのものを否定しているわけではないことがわかる。自分のペースで「いつかは」とは思っているのに、大学生で恋愛するのが普通だという友人たちの意見が気になってしまう。そんな状況であれば、周囲に振り回されにくい自分を育てることで、恋愛に関する話題を振られても聞き流すことができたり、ストレートに自分の意見を言えたりするようになるかもしれない。

そのためには、自分が安心できる人間関係や居場所を今よりも増やしていくことが必要だ。これから目指したいキャリアの話、趣味や推し活の話など、なんでも構わないので、自分の興味があることを通じてコミュニケーションが取れるような人間関係やコミュニティーを、対面やオンラインでぜひ探してみてほしいと呼びかける。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ

価値観の多様化と親世代の理解

「どうして皆、大学生で恋人がいるのが普通であると思っているのでしょうか」とのことだが、こども家庭庁が先日発表した意識調査では、15~39歳の未婚男女のうち「結婚するつもりはない」と答えた人が35.1%、「いずれは結婚したい」と答えた人が37.5%という結果だった。恋愛についての調査ではないが、今の若い世代の価値観が多様化していることがうかがえる結果だ。

今いるコミュニティーの外へも積極的に視野を広げてみれば、トピ主さんの思う「皆」が、世の中全体を見たときの「皆」ではないと気づけるだろうし、「自分だけじゃない」という心強い気持ちになれるかもしれない。

ただ、急激な価値観の変容を受け入れられない人がいるのも、また自然なことだ。特にトピ主さんの親の世代のように、「恋愛や結婚はほぼ誰でもがするもの」という風潮の中を生きてきた人たちにとっては、最近の人たちの価値観や考え方が、どうしても理解しにくいという側面があるのかもしれない。

親の場合、子どもがかわいいからこそ、ついつい干渉してしまうという傾向はある。「愛する人を見つけて幸せになってほしい」「自分たち夫婦と同じように、あなたを大切に思ってくれる人に出会ってほしい」「自分たちがいなくなった後も頼れる人を見つけてほしい」といった親心から、ついつい恋愛の状況が気になってしまうのかもしれない。

両親に対して、「私は今、恋愛をしたいと思っていない。昔とは価値観が変わっていることを理解してほしい」と、自分の考えを伝えることに効果はあるが、我が子が自分の人生を満喫している姿は、言葉以上に説得力があるもの。「今の若い子たちには、ああいう生き方もあるのだな」と理解してもらうためには、恋愛をしていなくても、毎日を充実させて生き生きと過ごしている姿を見せることが、最も有効な方法かもしれない。

周囲の人たちに「自分の考え方を理解してほしい」と願う気持ちはよくわかるが、他人を変えようとするよりも、自分にできるところから環境や行動を変えてみる方が、状況を動かすきっかけになりやすい。環境を変えることで自分の感じ方が変わり、自分の考え方や行動を変えることで、周囲との関係が少しずつ変わっていく。そんな好循環が生まれることを期待しながら、まずは自分と近い価値観を共有し合える人間関係や居場所を探すための一歩を踏み出してみてはいかがかと結んでいる。