カンヌ受賞の岡本多緒、義母はチベット難民「人権や社会情勢を学んだ」
カンヌ受賞岡本多緒、義母はチベット難民と語る

カンヌ国際映画祭で日本人初の最優秀女優賞に輝いた岡本多緒が18日、東京都内で開催された『PEACE FOR ALL×難民映画基金ショートフィルム日本最速上映会』に特別ゲストとして登場した。同イベントで、自身の映画制作の原点の一つであるチベット難民の義母との関係や、難民問題に対する思いを語った。

義母がチベット難民であることを告白

岡本は「私の義母がチベット難民なんです」と切り出し、「夫やその家族、友人たちを通じて、チベット問題から人権問題、難民問題、社会情勢について学んできた」と背景を説明。その上で、「チベット難民は現在の緊急性としては低いかもしれないが、難民の数は増え続けている」と指摘し、長年にわたる問題を抱えながら移住し、次の世代が移民の子どもとして生きる人々に関心を寄せていると述べた。

作品に込めた思い

最近制作した短編『マイ・スウィート・パーラ』ではチベット系移民の家族を描いた岡本。作品の意図について、「彼らがどのように見られ、どのような生活を送っているかを切り取ることで、差別につながる行動の根源を描きたかった」と明かした。

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今後のテーマと社会課題への姿勢

今後取り組みたいテーマについて、出演作『急に具合が悪くなる』にも触れながら、「自分が社会の一員であると感じられる作品に携わり続けたい」とコメント。「難民問題や社会的弱者、マイノリティなど、さまざまな場所に存在する問題に、演じる側としても作る側としても関わっていけたらうれしい」と語り、俳優と制作者の両面から社会課題に向き合う姿勢を示した。

イベントの概要

同イベントは、避難を余儀なくされた映画制作者や避難民の経験を描く作品を支援する「難民映画基金(Displacement Film Fund)」に関連して開催。シリア出身のハサン・カッタン監督による『Allies in Exile』や、ウクライナ出身のマリナ・エル・ゴルバチ監督による『Rotation』が上映され、戦争や避難によって人生が変化した人々の姿が描かれた。

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