かき氷は“自分へのご褒美”スイーツに進化、予算1000円以上が過半数
かき氷は“ご褒美スイーツ”に進化、予算1000円以上が過半数

かつては家庭や祭りの屋台で楽しまれる手軽なおやつだったかき氷。現在では甘味処やファミリーレストランの季節メニューとして展開されるほか、かき氷専門店も登場し、美術品のような美しいかき氷も見られるようになった。手軽なおやつから「自分へのご褒美」として楽しむ人も増えている。

マイナビニュースは会員を対象に、お店で食べるかき氷についてアンケート調査を実施した。調査は2026年8月7日に行われ、男女合計503人(男性382人、女性121人)から回答を得ている。

半数がお店のかき氷を経験、予算は1000円台が最多

お店のかき氷を食べたことがあるか尋ねたところ、「食べたことがある」が50.9%、「食べたことがない」が49.1%とほぼ半数に分かれた。食べたことがある人の中には、かき氷専門店のほか甘味処やファミリーレストランで楽しんだ人が多いという。

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お店でかき氷を食べる場合に支払ってもよい金額については、「1000~1499円」が37.9%で最も多く、次いで「500~999円」が32.4%、「1500~1999円」が14.1%、「500円未満」が9.8%、「2000円以上」が5.9%だった。1000円以上を支払ってもよいと答えた人は「1000~1499円」と「1500~1999円」を合わせて半数を超え、「2000円以上」という回答もあった。

印象に残ったかき氷、和スイーツ系やフルーツ系が人気

専門店のかき氷を食べたことがある人に、印象に残っているかき氷を聞いたところ、和スイーツ系、フルーツ系、ご当地系などに分類できるコメントが寄せられた。

和スイーツ系では、「北越谷で食べたほうじ茶のかき氷。お店がお茶屋さんなのでお茶の香りがすごく良かった。中に栗とあんこが入っていました」(50歳女性)、「京都清水寺近くのお店の宇治抹茶かき氷。ふわふわ、抹茶が濃くて本格的でした」(54歳男性)、「秩父で食べた氷あずき。2時間以上並んで食べました。氷がふわっとしていて、さすがでした」(61歳女性)、「名古屋の老舗氷屋さんの冷やしみたらしかき氷。みたらし団子が添えられていて、黒蜜と甘じょっぱいみたらしだれがかかったかき氷でした」(64歳男性)といった声があった。

フルーツ系では、「八ヶ岳の天然氷を使ったお店のいちごミルクかき氷。香りが良くて、氷がなめらかに溶ける」(49歳男性)、「吉祥寺にあるかき氷専門店で食べたプレミアムメロンかき氷。ホイップクリームでメロンの網を描くなど、見た目のインパクトが最高でした」(52歳男性)、「山梨県の青果店が営むカフェで食べた氷ももソフト。桃を凍らせてふわふわに削ってあり、さらにソフトクリームがのって濃厚だった」(54歳男性)、「富山県にあるかき氷専門店のマンゴースペシャルかき氷。氷のふわふわ感もマンゴーの鮮度も別次元に良かったが、お値段もやっぱり別次元」(52歳男性)といったコメントが寄せられた。

ご当地系では、「仙台にある甘味処のずんだ白玉かき氷。ちょっと贅沢な味わいでした」(71歳男性)、「沖縄の居酒屋にある沖縄ぜんざい。氷にあんこがのった、ひんやりデザート」(45歳男性)、「赤福氷。抹茶シロップがかかり、中に赤福が入っていて美味しかった」(59歳女性)などの声があった。

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そのほかには、「広島で食べたクリームブリュレのかき氷。焦がし砂糖のカリッと食感と、かき氷のふんわり感がマッチしていた。大人味のかき氷でした」(41歳女性)、「千葉県にある甘味処のメープルかき氷。ふわふわのかき氷に、こだわりのメープルシロップがかかったやさしい味でした」(57歳男性)、「南新宿のあずきとメレンゲかき氷。ふわふわ食感が良くて美味しかった」(69歳女性)、「横浜のかき氷屋さんのもろこしくんかき氷。とれたてのとうもろこしを皮ごと焼いて、ペースト状にしてかけてあるとのこと。甘くて美味しかったです」(43歳男性)、「川崎のお店で食べた黒糖珈琲みるく。黒糖が甘すぎず、コーヒーの苦みと絶妙に合っていてとても美味しかった」(64歳男性)といった回答があった。

9割以上が「また食べたい」、その理由は氷の食感や見た目

お店のかき氷をまた食べに行きたいか尋ねたところ、「はい」が92.6%、「いいえ」が7.4%だった。ほとんどの人が再訪したいと回答している。

「また食べたい」と答えた人に理由を聞くと、「氷の美味しさ。サクサク、ふわふわ感」「こだわりのシロップが味わえる」「インパクトある見た目が楽しい」「旬のフルーツを使った季節メニューが楽しみ」「自分へのご褒美にぴったり」「旅行先でご当地感を味わいたい」「お店によって特徴が違うので、食べ歩きたい」といった傾向が見られた。

特に「氷そのものが美味しいから」という声が大多数を占めた。細かく削られたサクサク、ふわふわの食感は家庭では再現しにくく、天然氷や時間をかけてゆっくり凍らせた氷を使うお店もある。口の中でほろっととろける感覚はお店ならではのものだ。

果汁などを使った手作りシロップの美味しさや、贅沢に盛られたフルーツを味わうためという理由も多く挙げられた。季節ごとに変わる限定メニューを楽しみにしている人も多い。最近ではパティシエが手がける美術品のようなかき氷も登場し、目で楽しみたいという声もあった。

調査結果からは、お店で食べるかき氷が「涼を運ぶ手軽なおやつ」から「ある程度のお金を払って楽しむ特別なスイーツ」へとイメージを変えつつあることがうかがえる。味も見た目も楽しめるお店のかき氷は、自分へのご褒美としての期待も高まっている。