奈良・斑鳩町の祥樂(しょうがく)は、正倉院宝物にあしらわれた美しい文様をデザインした缶に、焼き菓子や大和紅茶を詰めたオリジナル商品2種類を24日から発売する。同社は「天平の美を感じさせるクラシカルなデザインで、味わった後も彩りを添えてくれるはず」としている。
天平文様の研究家がデザイン
デザインしたのは、宝物に施された天平文様の研究で知られる藤野千代・元奈良女子大特任教授。これまでデザイン化した文様は、同社を含めて県内企業を中心に商品のパッケージなどとして活用されている。
今回は様々な宝物の文様を組み合わせる初めての試みで、多数の宝物の文様を組み合わせ、一つの意匠として再構築した。中央に「紫檀木画槽琵琶(したんもくがのそうのびわ)」の背面を飾る花菱文を配し、「銀平脱鏡箱(ぎんへいだつのかがみばこ)」の菱形の唐草文で囲む。その外周を「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」の花など、それぞれの草花の文様をあしらった。
藤野さんは「調和が取れる出来栄えになった。文様一つとっても、現代の私たちを楽しませてくれる魅力がある」と話す。
商品の内容と販売場所
焼き菓子7種を詰めたクッキー缶(税込み3456円)は、白地に赤や緑で彩色。ラズベリーのピューレが香るものや黒ごまや酒かすチーズといった素材のおいしさを味わえる。濃紺の缶に藤色で図柄を描いた紅茶缶(同1976円)は、大和高原の茶葉から仕上げたほのかな甘みとすっきりした後味の大和紅茶のティーバッグ10包が入っている。
クッキー缶は奈良祥樂の本店で販売。紅茶缶は奈良祥樂オンラインショップでも購入できる。問い合わせは同社(0745・74・0526)。