焼肉きんぐの会社が始動「もっちりうどん店」 客単価1000円でもしっかり儲かる巧みな設計
焼肉きんぐの会社が始動「もっちりうどん店」 客単価1000円でも儲かる設計

物語コーポレーション(焼肉きんぐ・丸源ラーメンを運営)は、新しいうどん業態「源次郎」を立ち上げた。最大の特徴は、うどんを4玉まで同一価格で提供することだ。看板商品の「霧島黒豚の肉讃岐うどん」(税込869円)を含む全メニューで、1玉から4玉まで追加料金なしで選択できる。

フルサービス市場のチャンス

フルサービス市場の規模はセルフ市場の約3倍だが、上位ブランドのシェアはわずか1割強にとどまっている。圧倒的なシェアを持つブランドが存在しないフルサービス市場に、参入のチャンスがあると同社は判断した。

執行役員の廣瀬雅孝氏は、差別化について次のように述べている。「セルフ式のうどんチェーンに対して、お客様が感じている不満や物足りなさを徹底的に解消できるような店にしよう。それこそが差別化になると考えました」

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セルフ式の2つの不満

同社の分析によると、セルフ式に対する不満は大きく2つある。一つは「安さが売りのはずなのに、お腹いっぱい食べることが難しくなっている」ことだ。うどんに天ぷらなどのサイドメニューを追加すれば、会計が1000円を超えたり、大盛りや一品追加で1500円近くになることもある。もう一つは「セルフであること自体が、不満の原因になっている」ことだ。子連れ客がベビーカーを押しながら大きなお盆で運ぶのは容易ではなく、年配客には注文から会計までの流れが複雑に感じられる。

廣瀬氏は「気軽に利用できるイメージのセルフ式ですが、その仕組みがかえって負担になっているケースも少なくない」と指摘する。

源次郎は、こうした不満を徹底的に解消することを目指して立ち上げられた。

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