星野リゾートが運営する「星のや沖縄」(沖縄県中頭郡)は、2025年7月1日から9月30日までの期間限定で、夏の特別コース「琉球ガストロノミア ~Bellezza~」を提供している。料金は1名24,200円(税・サービス料込み、宿泊料別)。公式サイトにて前日まで予約を受け付けている。
沖縄の「医食同源」をイタリアン技法で表現
このコースは、琉球王朝時代に編まれた本草書「御膳本草」に基づく「医食同源(クスイムン)」の教えから着想を得ている。イタリア語で「美」を意味する「Bellezza」と名付けられたコースでは、沖縄特有の食材や料理文化にイタリア料理の技法を組み合わせ、身体にとっての美を追求する。コースは、クスイムンを印象付ける料理から始まり、アミノ酸やコラーゲンなど素材の栄養素を副題にしたメニューへと続く。
旬の果実と命草の力を活かした夏メニュー
沖縄の豊かな土壌で育まれた果実は栄養素が豊富で、暑い時期の健康維持に欠かせない。夏に旬を迎えるパイナップルとパッションフルーツを使った冷たい前菜「パイナップルのガスパチョ」は、消化を助ける食物繊維が豊富で、果実の甘みと酸味が織りなす涼やかな味わいが特徴。続く「パッションフルーツとシャコ貝のカッペリーニ」は、シャコガイの塩味と果実の甘酸っぱさが絶妙にマッチし、パッションフルーツに含まれるアミノ酸が夏の疲れた身体を潤す。
魚料理と肉料理で五感を刺激
魚料理には、沖縄の三大高級魚の一つで美肌に良いとされるアカマチを使用。「アカマチのヴァポーレ」は、香り高いバジルを贅沢に使い、仕上げに目の前でオイルをかけることで爽やかな香りが引き立つ。肉料理では、古くから島人の健康を支えてきた「命草(ヌチグサ)」を牛肉と組み合わせた一品。ニシヨモギや長命草、フェンネルなどをソースに仕立て、牛フィレ肉は月桃の葉に包んでじっくり焼き上げ、爽やかな香りとともに滋味豊かな味わいを提供する。
沖縄の手仕事が彩るダイニング空間
ダイニングは、高い天井と青と白を基調とした空間で、海を感じながらもテーブルに意識が向くよう設計されている。沖縄の焼き物「やちむん」や草編みの民具「バーキ」、漆を施した木の皿など、地元作家による温かみのある器が料理を引き立てる。同施設は、これらの器を通じて沖縄の手仕事の魅力も伝えている。



