山田涼介、史上初ソロドーム公演の快挙と旧ジャニーズのグループ主義の変化
山田涼介ソロドーム公演快挙と旧ジャニーズのグループ主義

STARTO ENTERTAINMENT所属の山田涼介が、史上初のソロドームツアーを大盛況のうちに終えた。この快挙の背景には、旧ジャニーズ事務所時代から続く「グループありき」の感覚と、近年のソロアーティスト急増の流れがある。

ソロデビューへの葛藤

山田は当初、単独で主題歌を務めることをよしとせず、活動を辞めることまで考えるほどショックを受けていたという。当時の心情を「置いていくようなこと」という言葉で振り返り、「ヤだよ、置いてくようなことすんの! 大好きなんだもん。みんなのこと(中略)すべてはJUMPのためになるんだって信じてたから、ここまでやってこれたわけで。でも、がんばればがんばるほど、結果的にみんなを傷つけてしまう……」と語っている。

この発言からは、グループを大切に思い、優先する思考が根底にあることがうかがえる。自分だけが売れればいいというわけではなく、あくまで“グループありき”の感覚が透ける。結果的にメンバーに背中を押されることで、山田は最初のソロデビューを迎えることになった。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

旧ジャニーズの「グループありき」の感覚

この考え方は山田自身の優しさや性格によるものもあるだろうが、それだけではない。ジャニーズ事務所時代から全体に浸透していたのが、この“グループありき”の感覚だ。

山田は「友達はメンバーしかいない」といった趣旨の発言をよくしており、グループ愛が深いことで知られている。

ソロを含めた“バラ売り”をしなかった理由

1995年の光GENJI解散から2016年のSMAP解散までの約20年間、ジャニーズ事務所にはグループの解散がなかった。この期間にも新しいグループが次々とデビューしていたにもかかわらず、である。

多数のジュニアの中から選ばれた個性豊かな人気者たちが世に出ていったのだから、それぞれにソロ活動を許せば多くの利益を生んだはずだ。しかし、そうはならなかった。次のページでは、ユニットを作るという発想がこの事務所には基本的になかったことが続く。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ