73歳の精神科医、保坂隆氏は、シニアライフを充実させるための人間関係の秘訣を著書『ムリなく気楽にちょうどよく 「ひとり老後」の人づきあいの知恵袋』で紹介している。同氏は、年を重ねても若々しさを保つには、異性との交流が不可欠だと強調する。
異性との活動でドキドキ感を
保坂氏は、「いい年になっても枯れないためには、異性に気持ちが動き、ドキドキすることが大切だ。同性だけの活動ばかりしていてはいけない」と述べる。異性との交流は、感謝やいたわりの言葉を引き出し、心身の活性化につながるという。
適度な距離感が友情を長続きさせる
リタイア後の人間関係では、若い頃のように自分の意見を押し付けるのは禁物だ。長年培った価値観を否定されると、感情的に傷つくことがある。また、一方的な贈り物やおごりも避けるべきで、相手が困っていても必要以上に世話を焼かないことが長続きの秘訣だ。
ドイツの作家アドルフ・クニッゲの言葉「一方からあまり大きな重みをかけると、友情は破壊される」を引用し、バランスの取れた関係を築く重要性を説く。
シニアに適した活動の種類
保坂氏は、シニアが参加すべき活動として、異性も交えたグループ活動を推奨する。例えば、趣味のサークルやボランティアなど、自然に交流が生まれる場が理想的だ。勝ち負けにこだわらず、自分のペースで楽しめる活動が、心身の健康維持に役立つという。
同氏は、無理せず気楽に、ちょうどよい人間関係を築くことが、ひとり老後を豊かにする鍵だと結論づけている。



