メルカリ会長の小泉文明氏と日本フェンシング協会理事の吉野谷綾子氏が、雑誌『プレジデント』(2025年8月15日号)の対談で、大学時代の出会いから現在のスポーツビジネスへの関わりまでを語った。
「意識高い系」と「意識低い系」の出会い
小泉氏は、大学在学中にさまざまな企業のインターンシップに参加している人たちの集まりに加えてもらったのが最初の出会いだったと振り返る。吉野谷氏は「意識高い系」で、就職活動にもしっかりと向き合うタイプだった。一方、小泉氏は就活に取り組む気がない「意識低い系」で、インターンには参加していなかった。仲間との勉強会へよく顔を出していたものの、小泉氏は「ただ、みんなで飲みたかっただけ」と笑う。
それでもなぜか気が合い、就職後も2人は何人かで「勉強会」と称した飲み会を毎月のように開催し、仕事や恋愛などたくさんのことを話した。小泉氏は「もしかしたら綾子の意識の高さに影響され、ミクシィやメルカリでベンチャー企業の経営を担い、さらにはJリーグクラブの経営にも携わるようになったのかもしれない」と語る。子どもの年齢が近いこともあり、今では家族ぐるみの付き合いだという。
スポーツビジネスと次世代育成
最近、フェンシングに携わり、Bリーグの広報も務める吉野谷氏とはスポーツビジネスについて話すことが増えたという。小泉氏は2019年から代表を務める鹿島アントラーズで、ユースやジュニアユースなど下の世代の育成に注力している。4月29日にはユースの吉田湊海選手が16歳9カ月14日の若さでJ1リーグ戦に出場し、クラブ史上最年少出場記録を更新した。
実は吉田選手が所属していたサッカークラブには、吉野谷氏の長男が通っているのだという。小泉氏は「将来はアントラーズでなくても、J1で活躍するような選手になってほしい」と期待を寄せている。



