歌手の松平健が17日、肺炎のため86歳で亡くなった俳優・中村玉緒さんの告別式に参列し、弔辞を述べた。告別式は都内の斎場でしめやかに営まれ、松平は中村さんとの52年にわたる交流を振り返りながら、別れの言葉を捧げた。
中村玉緒さんの訃報
中村さんは今月9日に肺炎のため永眠。所属する長良プロダクションが12日に文書で発表し、「生前に皆様から賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます」と伝えていた。中村さんは1939年7月12日生まれ、京都府出身。1953年に映画『景子と雪江』でデビューし、54年に大映と専属契約。60年公開の『ぼんち』『大菩薩峠』でブルーリボン賞助演女優賞を受賞した。バラエティー番組『さんまのスーパーからくりTV』でも活躍し、幅広いジャンルで親しまれた。
松平健の弔辞全文
松平健は弔辞で次のように語った。
「もう奥さんの笑い声が聞こえなくなるかと思うと、本当に寂しいです。思えば52年前、勝先生のもとでデビューさせていただいて以来、勝先生の奥さまとして、本当にあたたかく優しく接していただきました。テレビドラマの『暴れん坊将軍』では、吉宗の生母・お由利の方を演じていただき、親子の役をさせていただきまして、それ以来、息子のようにかわいがっていただきました。
舞台では勝先生の追悼公演で『座頭市』、そして石井先生の舞台。その舞台の折には本当にあのいつもの笑い声、そして明るさで稽古場を和ませていただいたり、出番前まで本当に楽しいお話を聞かせていただき、舞台袖では出とちりそうになったこともありましたが、奥さんのおかげで本当に皆さまが明るく楽しく、舞台を過ごさせていただけたこと、本当に御礼申し上げます。
また仕事以外でも、プライベートでは私の家族を交えて年に一度の食事会をつくっていただいたり、そんな時には勝先生の思い出話をたくさん聞かせていただきました。本当に勝先生のことを愛しているんだなと、そう感じました。奥さんのあの笑い声、またその明るさは、これからも皆さまの心にきっと残っていくと思います。どうぞ天国で大好きな勝先生、またタケちゃんと会い、3人で眞粧美ちゃん夫婦のことをずっとまた見守っていただきたいと思います。本当に長い間、お世話になりましてありがとうございました。」



