日立市消防本部は27日、同市のご当地アイドルグループを招き、救命講習を実施した。若い世代に救命処置の重要性をアピールするのが目的で、ライブ会場でファンが倒れた場面を想定した実技訓練が行われた。
アイドル10人が救急救命士の指導を受ける
市内を拠点に活動する「チームハレルヤ」と「ハレルヤネクスト」のメンバー計10人が参加し、同本部の救急救命士らの指導のもと、胸骨圧迫やAED(自動体外式除細動器)の使い方などを学んだ。訓練では、メンバーが連携して対応にあたる様子が見られた。
修了証授与、SNSでの発信も予定
講習後、修了証を授与された「チームハレルヤ」のリーダー、HAN Aさん(28)は「自分の大切な人を守るための準備ができる講習。受講する人が増えたらうれしい」と話した。今後、SNSで救命講習について発信していくという。
若い世代への普及が課題
市内では毎年約1万件の救急出動があり、バイスタンダー(救急現場に居合わせた人)の迅速な措置が不可欠とされている。事業所や地域の自主防災組織を中心に毎年約2400人が普通救命講習を受講しているが、10、20歳代への普及が課題となっている。
同本部警防課の救急救助担当、豊田佳久課長補佐は「アイドルの発信力を生かし、若い世代に救命講習の大切さを伝えてほしい」と語った。



