俳優の高良健吾が、16日に放送された日本テレビのバラエティ番組『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』で、30代後半を迎えた現在の仕事観などを語った。
兼近大樹(EXIT)、満島真之介と茨城県筑西市を巡る中で、20代の頃に抱いていた「俳優としてこうあるべき」という感覚はなくなったと明かし、「もう考えないね、意味とか理由」と心境の変化を語った。
デビューのきっかけは熊本のタウン情報誌
移動中には、高良のデビュー秘話が明かされた。地元・熊本にいた高校時代、タウン情報誌で「1ページを高校生が作る」という企画のスタッフをしており、その副編集長から「俳優興味ある?」と声をかけられたことがきっかけだった。事務所を紹介されて面接に合格し、その後オーディションを経て、ドラマ『ごくせん』第2シリーズでデビューしたという。
さらに、満島と高良が20代前半の頃、先輩たちとの飲み会で出会ったエピソードも。朝方まで飲んだ後、2人で立ち食いそばを食べながら、「これからどうしていこうか」と俳優としての将来について語り合ったという。満島は当時の高良について、「いろんなことに対してすごく真摯に細かく繊細に取り組むから、なんでもかんでもやるというよりは、ちゃんと一本にかけたいという気持ちがある人なんだな」と印象を語った。
「昭和のスターの顔」小1で自覚
満島が映画『おにいちゃんのハナビ』での高良を「めっちゃいい映画だった」「普通にあんちゃんしてるわけ。それなのにめっちゃカッコいい」と絶賛したことから、高良の“キリッとした顔”が話題に。兼近から「いつから気づくんですか?」と聞かれた高良は「小1」と即答。祖父母や周囲から「昭和顔」「昭和のスターの顔」と言われていたことで、徐々に自覚するようになったと明かした。
創業66年目の「たまや」で下館ラーメンなどを味わいながら、デビュー当時に流行していた「平成ハネ髪」「ロング外ハネ」の話にも。高良は満島との共通点として、「みんな髪が長くてハネさせてたんだけど、オレら坊主とか短髪だったんだよね」と懐かしんだ。
「今が芝居は一番楽しい」30代後半で迎えた“ニューフェーズ”
学生時代には、『SLAM DUNK』の影響でバスケットボール、『テニスの王子様』でテニス、日韓ワールドカップを見てサッカーと、その時々の影響を受けてさまざまなスポーツに挑戦してきた高良。転勤族だったため転校も多く、本人は「毎回嫌だった」と振り返るが、「いろんな環境に慣れるってわけじゃなくて、いろんな人いるな」と受け止めるようになったという。
兼近が「それ、俳優業としてはめちゃめちゃ生きてそう」と指摘すると、高良は「たぶん生きてると思う。周り見てるもん」「この仕事、もう現場現場で違うもんね」と納得する。30代後半となり、以前とは来る役柄にも変化が。自身が父親になったこともあり、「お父さん役」が増えているという。
現在の仕事について、高良は「一番今が楽。肩の力が抜けたとかじゃないよ。家族のためにとかでもなくて、今が芝居は一番楽しいかな」と語る。20代の頃にあったギラつきや、独身時代の「俳優としてこうあるべき」という感覚はなくなったが、それが悪い方向には進んでいないという。
以前は何をするにも「意味」や「理由」を求めていたが、今は「もう考えないね、意味とか理由」。さらに、「“自分とは”みたいなのを1つにしたがるけど、めっちゃ自分の中に自分がいるよね。だからどれも尊重出来るようになったのかも。白黒は付けないですね」と現在のスタンスを明かした。
両親からは「何かあったとしても仕事優先で」
移動中には、SNSで募集した質問に答える「メシドラお悩み相談カーラジオ」も展開。東京で報道番組の仕事をする20代女性から、栃木に住む60代の両親を心配しながら、忙しい中でどう時間を作って親と接しているかという相談が寄せられた。
高良は「連絡は取るようにしている。連絡が来たら返すようにしているし、自分からも頻繁じゃないけど取るようにしている」と説明。両親からは「何かあったとしても仕事優先で」と言われているという。さらに、「自分たちがこの仕事始めた時もよく言われなかった? 『親の死に目には会えない』って」と語ると、満島も「言われたよ。『俳優は親の死に目には会えない』」、兼近も「芸人もそうです」と共感。
相談者に対しては「この気持ちは多分、ご両親に伝えるだけでうれしいんじゃないかな」と伝えた。満島が「自分が覚悟できるかどうかというのは結構でかい」と話すと、高良も「今の相談への答えで言えば、真之介が言った『覚悟が決まってるか』」と同意した。今後やりたいことについては、「前はあったけどね。理由とか意味とかをあまり探さなくなっちゃったから、『これがしたい』とかもないんだよね。でも別に全然丸くなった感じじゃない」と現在の心境を語った。



