銀座のクラブに勤務する筆者が「夜の街に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。今回取り上げるのは、「ホステスの父親と自分の年齢が近くてびっくりする58歳」です。
業界特有の極端な年齢基準
銀座のクラブなどのナイトワーク業界では、特に若さが至上命題になりがちなキャバクラなどの延長線上で語られると、26歳以降の女性はひとまとめに「おばさん」にカテゴライズされ、人によっては「戦力外」として強制退場……とまではいかなくても、なんとなーく勤め先に居場所がなくなる、新たに働き口を探そうにも面接さえ断られるなどのシビアな現実があります。
30代後半ともなれば、世間一般では一番働き盛りでアグレッシブな時期ですが、夜の街の物差しでは早々に「超おばさん」のカテゴリーに放り込まれてしまいます。
58歳男性の驚きの背景
この界隈をウロウロしている多くの中高年男性にとって、女性の年齢はグラデーションではなく、大雑把に2つの箱しかありません。ひとつは20代前半までの「女の子」の箱。もうひとつは「オトナの女(おばさん・超おばさん)」の箱。彼らの中では26歳も37歳も、そしておそらくそのさらに上の「40代後半」やそれ以上も、全て同じ「オトナの女」というひとつのグループに分類されています。
そんなわけなので、先日37歳になった筆者ですが、両親の年齢が話題になった際「え!オレってもしかして、キミよりもキミのお父さんとの方が年齢近いの?!」と、58歳男性を驚かせてしまいました。
「ママ」という「聖域」
58歳と37歳の年齢差は21歳。58歳は37歳本人よりも「親の年齢」に近いケースがほとんどです。「え!オレってもしかして、キミよりもキミのお父さんとの方が年齢近いの?!」って、そりゃそうでしょ。と、笑っちゃいそうになるのですが、58歳のおじさん自身も、当然「オトナの男」の箱に入っているわけで、たぶんなのですが、37歳は同年代感覚です。
同年代どころか、人によっては「年長者」扱いで、「時々キミのようなお姉さんに甘えたくなるんだ」と、お腹まで見せてクネクネしてる子犬のように無邪気に「甘やかし」を要求してきます。
銀座に来るような58歳の男性といえば、会社では役員クラスだったり、経営者だったりと、社会的には完全に「おじいちゃん手前の偉い人」です。そんな男性が、娘世代の女性の前でお腹まで見せてクネクネしている。そんなギャップは皆さんから見ればホラーかギャグの領域ですよね。
しかも、彼らは40代の女性、この業界では「ママ」と呼ばれる女たちの前では「手のかかる息子」に変身したりもします。「あなた、またそんなこと言って!」と叱られ、なぜかそれを喜び、バブバブする。本当によくわからない性癖です。



