文楽の竹本織太夫さん、十代目竹本綱太夫を襲名へ 2028年に披露
文楽・竹本織太夫さんが十代目綱太夫襲名へ

人形浄瑠璃文楽の太夫、竹本織太夫(おりたゆう)さん(51)が、江戸時代から続く重要な名跡「竹本綱太夫(つなたゆう)」を十代目として襲名することになった。2028年1月に大阪である初春文楽公演と、翌2月の東京での文楽公演で披露される。文楽協会と日本芸術文化振興会が19日、発表した。

師匠から受け継いだ名跡への決意

織太夫さんは8歳の時、人間国宝の八代目綱太夫を父に持つ豊竹咲太夫(さきたゆう)さん(24年に死去。人間国宝)に入門し、豊竹咲甫太夫(さきほだゆう)を名乗った。18年には竹本織太夫を六代目として襲名した。

大阪市内で開かれた会見で織太夫さんは「人形浄瑠璃界を引っ張ってきた大変大きな名前。この歴史ある名跡の十代目となるからには並大抵の努力ではダメだと思っております」と語り、「これからも人生と芸を一体化できるよう精進してまいりたい」と決意を述べた。

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師匠への思いと襲名披露公演

また、師匠に伝えたいことを問われると、「師匠がご自身で継がずに私に授けてくださった大切な名跡でございますので、『のれんの味を変えることなく、後世に伝えたいと思います』ということですね」と語った。

28年1月に大阪・国立文楽劇場である初春文楽公演では、襲名披露として、八代目や咲太夫さんにゆかりのある「義経千本桜」の「道行初音旅」と「河連法眼館の段」を語る。

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