秋の注目素材「ボア」と「ダンボールニット」で今っぽい着こなしに 石田純子さんが提案
秋の注目素材「ボア」と「ダンボールニット」で今っぽい着こなしに

街路樹が色づく「ファッションの秋」が到来しました。スタイリストの石田純子さんに、今シーズン注目の「ボア」と「ダンボールニット」の2素材を取り入れたコーディネートを教わりました。

春物を秋に着るとちぐはぐ? ボアのジレで解決

過ごしやすい気候になった10月初め、会社員の村島加純さん(51)が石田さんのセレクトショップ「ドゥーエ ドゥ」(東京・月島)を来店。「春物の洋服を秋に着ると、ちぐはぐに感じられるんです。いずれも〝合いもの〟なのに」と相談しました。合いものとは春物や秋物など、生地が厚くも薄くもない服のこと。春と秋は似ているようで、体感気温や日照時間がかなり違います。

そこで、今年らしさと秋らしさがかなうアイテムとして提案されたのが、ボア素材のジレです。袖や襟がない分、軽やかで腕や肩の動きを制限せず、合いものの上に重ねれば寒暖差の調整にも便利です。村島さんの定番スタイルである薄手のニットとジーンズにボアのジレを重ねると、1枚で一気に秋らしさとトレンド感が加わります。ニットは袖口に朱色の切り替えのあるものを選び、着こなしに明るさを添えました。

ダンボールニットの特徴と活用術

もう一つの注目素材が、表地と裏地を中糸でつなぎ合わせて2枚の生地の間に空気の層を作った「ダンボールニット」。構造が段ボールに似ていることからこう呼ばれ、空気層のおかげで暖かく、軽くて伸縮性があり、締め付けも少なく着心地がいいのが特長です。構造は同じでも生地の質感はさまざまなので、上下に組み合わせてもよく調和します。

グレーのジャケットと白いパンツをカジュアルなダンボールニット素材でまとめると、堅くなりがちなジャケットスタイルの印象が和らぎます。また、裾がふんわり開いたAラインのブルゾンは袖や裾に透け感があり、エレガントな印象。黒いタイトスカートも同素材ですが、ブルゾンとは質感が異なるため、着こなしが単調になりません。襟元と手首からインナーの赤色をのぞかせるのもポイントです。

店での伝え方のコツ

これから服を買いに行く人は、店で「ボアやダンボールニット素材のアイテムを見せてほしい」と伝えるのがおすすめ。この2つのキーワードを頭に置いておけば、いつもの着こなしが今っぽくなります。