小浜で学生落語大会、過去最多約200人参加へ 3回目開催
小浜で学生落語大会、過去最多約200人参加へ

福井県小浜市で開かれる学生向けの落語大会が注目を集めている。3回目となる今年は22、23両日に開かれ、昨年の1.6倍となる約200人が参加予定だ。

約20年前に発足した愛好家団体の普及活動で落語が根付き、学生大会の開催につながった。関係者は「小浜が『学生落語の聖地』と呼ばれるよう盛り上げたい」と期待を込める。

朝ドラ機に熱気

小浜市を会場にした「桂福丸杯」は、2024年に始まった。応募した学生は全員出演して、演目を披露する。プロの落語家が審査し、大賞、金賞、銀賞を決定する。

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24年は台風の影響で34人の参加にとどまったが、学生同士の口コミで人気が広がり、昨年の参加者は121人に。参加した早稲田大4年生(21)は「学生落語の大会は多くない。夏休みで参加もしやすく本当にありがたい」と言う。

今年は全国42大学から、過去最多の約200人が集まる。3年連続で参加する大阪公立大4年生(21)は「寄席以外にも観光や学生同士で仲良くわいわい楽しめる場がある大会。小浜市民の方も歓迎してくれてうれしい」と心待ちにする。

落語の町へ

小浜市は、07年秋から放送されたNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」で、主人公の女性落語家の故郷として描かれた。放送を機に同年、落語ファンらが「若狭小浜ちりとて落語の会」を設立。寄席に加え、女性落語家を対象にした大会を定期的に開いてきた。

同会の招きで10年から毎年、市内で高座に上がっていた桂福丸さんが、学生大会を発案した。福丸さんは「会の縁で、上方落語家が小浜とつながり、寄席を披露できるようになった。若い人が集まれば地域の活性化につながり、小浜への恩返しにもなる」と話す。

同会発起人の一人で市職員の松原拓也さん(45)は「『落語を市民に広めたい』という一心で続けてきたことが、今につながっている」と振り返る。

同会の西村光弘代表(71)は「ちりとてちんの影響で、小浜はすっかり落語の町になった。これからも、落語で小浜を盛り上げたい」と話している。

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