青森ねぶた祭は最終日の7日、日中に大型ねぶたが青森市の中心街を練り歩き、夜には上位の賞を受賞したねぶたが青森港を海上運行した。夜空を彩る花火も上がり、短い夏を惜しみながら盛況のうちに祭りは幕を閉じた。
大型ねぶた17台が街を練り歩く
気温が30度を超えた7日昼、暑さに負けない囃子や跳人の熱気とともに、大型ねぶた計17台が街を練り歩いた。
この日初めて跳人として参加した東京都の会社員女性(26)は「間近で見たねぶたは迫力があった。祭りが1年に1回しかないのは悲しいが、また来年も見に来たい」と名残惜しそうだった。
受賞ねぶたが海上運行、花火と共演
午後7時15分頃から始まった海上運行では、最高の「ねぶた大賞」に輝いたJRねぶた実行プロジェクトの「北海の雄」(竹浪比呂央さん制作)、知事賞を受賞した日立連合ねぶた委員会の「吉野山 桜下の別れ」(北村春一さん制作)など計4台が明かりをともし、海上に浮かんだ。
約1万発の花火や囃子の音色と共演し、陸側から見守った観客からは大きな拍手が送られた。
「パナソニック会」花道、雄姿に歓声と拍手
青森市のラッセランドでは6日夜、50回目の出陣となる今年を最後にねぶた祭から撤退する「パナソニックねぶた会」のお見送りセレモニーが開かれた。
午後10時頃、ねぶた小屋を数百人が囲んで花道を作り、大型ねぶた「三国志 鬼神『典韋』」が戻るのを歓声と拍手で迎えた。各団体の囃子方が戻り囃子を演奏し、大型ねぶたに明かりをともしてパナソニックねぶたの雄姿を見届けた。
同会のねぶた師、北村蓮明さん(78)と山崎孝之会長(50)には花束が贈られた。「パナソニックねぶた会が50周年で終わることは悔しくて残念だが、ねぶた師をやめる気はない」と北村さんが宣言すると、大きな拍手に包まれた。



