タレントの森香澄が映画初主演を務める『てんてん ずっと独身でいるつもり?』が、きょう23日からPrime Videoで独占配信を開始した。あわせて、森演じる主人公が恋人から別れを切り出され、怒りをあらわにし、泣き崩れる本編映像と場面写真が公開された。
原作はおかざき真里の漫画、第2弾となる群像劇
本作は、おかざき真里の漫画を原作とする映画『ずっと独身でいるつもり?』(2021年)の第2弾。脚本の港岳彦がオリジナルストーリーを手がけ、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の箱田優子監督がメガホンを取った。結婚するかどうかにとらわれず、いまを生きる人々が、それぞれの速度で“自分の居場所”を見つけていく群像劇だ。
やりたいことや夢もなく流されるまま愛嬌だけで生きてきた30歳のヤマダ(森)。人との関わりを自ら避けてきた38歳のシバ(若葉竜也)、私生活よりも仕事を優先してきた46歳のシミズ(香椎由宇)。年齢も境遇も異なる独身3人の迷いと選択を通して、人生のあり方は一つではないことを、ユーモアを交えて丁寧に描く。
森演じるヤマダ、恋人との別れ話で感情爆発
森が演じるヤマダミサキは、やりたいことや夢が見つからず、愛嬌で人生を乗り切ってきた。20代には“半地下アイドル”として活動し、仕事や居場所を転々とした末、現在は友人のつてでホームヘルパーとして働いている。
公開された映像は、2年間交際してきた恋人・カオルの浮気を知ったヤマダが、彼に詰め寄る場面。「ミサキはさ。何したい人なの?」と問われたヤマダは、カオルの仕事や都知事選に出る夢を支えたいと答えるが、「俺じゃなくてお前の夢を聞いてんだよ」と突き放される。
さらにカオルは、浮気相手について「好きな仕事をしている人で、仕事に誇りもっててさ……ちゃんと自分があって、だからすごい尊敬できて、将来を考えたい相手なんだよね」と語る。その言葉に耳を疑うヤマダ。「ちょっとふざけないでよ!私、あなたのためにだいぶ頑張ったよね!あなたのためにお金も貸したし、20代の後半さ、あなたに捧げたよね」と必死に訴える。
「女の28から30は、10年分なんだよ!」と涙
しかし、返ってきたのは「たった2年でしょ!」という言葉。ヤマダは「女の28から30は、10年分なんだよ!」と感情を爆発させる。カオルは、呼べばいつでも駆けつけるヤマダに「一度くらいさ、仕事忙しいからごめんって言ってほしかったよ」と言い残し、車で去ってしまう。
「ごめん!待ってよ……」と引き留めようとしながら、その場で泣き崩れるヤマダ。森が怒りや悔しさ、喪失感を表現する場面となっている。この別れをきっかけに、ヤマダは自分が何をしたいのか、これからの人生をどう生きるのかを考え始める。
怒りや悔しさをあらわにし、泣き崩れる姿を見せるなど、これまでとは異なる表情でヤマダを演じた森。新たな一面を見せる映画初主演作に注目だ。