東京・新宿の映画館「新宿K's cinema」で公開中の映画『レンタル家族』が、22日連続でオンラインチケットが完売し、今月21日以降に全国50館で拡大公開されることが18日、発表された。自主映画の22日連続完売は『カメラを止めるな!』以来のヒットとなる。
作品内容と受賞歴
本作は、認知症の母を抱える主人公が「レンタル家族」のサービスを利用することを通じて、現代社会における家族の絆やつながりを問い直すヒューマンドラマ。兵庫県出身の映画監督・上坂龍之介氏の初メガホン作で、第23回中之島映画祭でグランプリを受賞した。同映画祭は審査員ではなく、会場の観客による一般投票でグランプリを決めるのが特徴だ。
上映拡大の経緯と監督のコメント
2025年末に新宿K's cinemaで1週間限定の自主上映を行った際も全回満席となっていた。今回の人気を受け、今月21日から全国26館で上映し、28日からはさらに拡大して全50館で公開する。
上坂氏は「監督である私自身が一番驚いています。予算も実績もない初監督の自主制作映画が、観てくださった一人ひとりの『この映画を広めたい』という想いだけで、ここまで連れてきてくれました。かつて『カメラを止めるな!』や『侍タイムスリッパー』が起こしたような“映画館で起きている奇跡”を、今まさに体験しています。家族とは何か、人とのつながりとは何か。観終わったあと、大切な人に連絡したくなるような体験を、ぜひ全国の映画館で味わっていただけたら幸いです」とコメントしている。



