俳優の仲野太賀が主演を務めるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』(毎週日曜午後8時、NHK総合ほか)で、小寺(黒田)官兵衛役を演じる倉悠貴が、役への思いや共演者とのエピソードを語った。
官兵衛役への不安と新たな解釈
倉は官兵衛について、「とても人気がある人物で、2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』では主人公として描かれたこともある。最初は不安がありました」と打ち明ける。これまでの作品で官兵衛のイメージが確立されている中、今作では若い頃から描かれ、冷静沈着というより「わりとアグレッシブに動く人物」になっているという。「野心を持つ人物なので、策を語る場面では、人を見下しているわけではないが、ふと笑みがこぼれる瞬間を意識的に入れています」と演技の工夫を明かした。
仲野太賀演じる秀長との関係
秀長(仲野太賀)との関係については、「これからさらに面白くなる」と期待を寄せる。「血を流すことを避けたい秀長に対し、官兵衛は多少の血は流れても仕方ないと考えている。アプローチは全く違うが、目標は同じなので協力し合える関係です」と分析。久しぶりの時代劇で「セリフが多く、言葉に口がなじまずよく噛んでしまった」という倉は、そんな時、仲野から「みんな最初はそうだったし、時間はかかるだろうけど気にしなくていいよ」と声をかけられ、安心すると同時に「不甲斐なく、悔しくもありました」と振り返る。仲野については「役への情熱はもちろん、作品作りに対する姿勢もクレバーで、とても尊敬しています。食らいつくのに必死な毎日ですが、刺激的で本当に楽しいです」と語った。
竹中半兵衛との対比と今後の見どころ
菅田将暉演じる竹中半兵衛との違いについては、「しっかり見せたい」と強調。「官兵衛は半兵衛に強いライバル意識を抱いていて、野心のある若者。その対比を大事にしたい」とし、「淡々としている半兵衛に対し、自分の策を話す時は『自分はこういうことを考えているんだ、すごいでしょ』と、子どもが年上の人に自慢するようなイメージで演じていました。ある意味、自分のことだけを考えている人」と解説する。一方で、第24回「軍師官兵衛!」(6月21日放送)で「どうか今一度、私をお仲間にしてくださりませ!」と秀吉たちに訴えるシーンに触れ、「少しずつ素直になっていく過程が魅力的。少年漫画的な展開も『豊臣兄弟!』の大きな魅力の一つ。半兵衛亡き後の官兵衛の変化も楽しみにしていただけるとうれしいです」と視聴者にメッセージを送った。



