日村が阿岐本に、伊達から話を聞いたことが昇を気にさせていると伝えた。阿岐本は「もちろん、気にしてるだろうねえ」と応じる。日村は「店の人から話を聞いたらまずいことでもあるんでしょうか?」と尋ね、昇が嘘をついている可能性を指摘した。
昇の情報の信憑性
阿岐本は「嘘はついてないだろうよ。ただ……」と前置きし、「話ってのは、つい盛っちまうだろう。そして、同じ物事でも、立場によって見え方が違う。だから、どうしても昇さんの言うことと、社長側から言うことは微妙に違ってくる。それが心配なんだろう」と説明した。日村は「我々には、昇さんからの情報しか与えたくないということですか?」と問いかけた。
即断即決のヤクザ
阿岐本は考え込んだ後、「よし。昇さんに会いに行こう」と決断。日村が「今からですか?」と確認すると、「ああ」と即答した。日村は驚かず、ヤクザは即断即決であり、思いついたことをすぐに実行できない者は出世できないと心得ていた。日村は「稔に車を用意させます」と申し出、阿岐本は「昇さんに連絡しておいてくれ」と指示。日村は「はい」と応じた。



