特別展「はにわ」東京で開催、国宝「挂甲の武人」など150点展示
特別展「はにわ」東京で開催、国宝挂甲の武人など150点

埴輪(はにわ)の魅力を伝える特別展「はにわ」が7月14日、東京・上野の東京国立博物館(東京都台東区)で開幕した。国宝「挂甲(けいこう)の武人」(東京国立博物館蔵)をはじめ、全国の主要な埴輪約150点が一堂に会し、埴輪の多様な表現と造形美を紹介している。会期は9月8日まで。

国宝「挂甲の武人」が約20年ぶりに公開

特別展の目玉は、国宝「挂甲の武人」だ。同作品は古墳時代(6世紀)に制作されたとされ、埴輪としては唯一の国宝に指定されている。高さ約130センチで、武具を身に着けた姿が精緻に表現されている。東京国立博物館によると、同作品が単独で一般公開されるのは約20年ぶりとなる。同館の担当者は「埴輪研究の第一人者である故・佐藤一郎氏のコレクションを中心に、埴輪の歴史と美を体系的に紹介する初めての試み」と語る。

約150点の埴輪が展示、地域ごとの特徴も

展示は「埴輪の誕生」「人物埴輪の世界」「動物埴輪の世界」など6章で構成。人物埴輪では、巫女(みこ)や農民、武人など多様な姿が並び、当時の社会や服装を知る手がかりとなる。動物埴輪では、馬や犬、鳥などが展示され、古墳時代の人々の生活や信仰を垣間見ることができる。また、関東地方や九州地方など地域ごとの埴輪の特徴を比較するコーナーも設けられ、埴輪の多様性を実感できる。

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会期中は関連イベントも多数

会期中は、埴輪制作の実演や、専門家による講演会など関連イベントが予定されている。また、会場では埴輪をモチーフにしたオリジナルグッズも販売される。入場料は一般2000円、大学生1200円、高校生以下無料。東京国立博物館は「埴輪の魅力を存分に味わえる機会。多くの方にご来場いただきたい」としている。

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