2026年、世界における半導体の市場規模は前年比89.9%増の1兆5112億ドル(約240兆円)に達する――世界半導体市場統計(WSTS)が6月2日に発表した市場予測は、市場関係者を驚かせた。成長率は、比較可能な1987年以降で最大という。
進化を続ける半導体市場。国内企業はどのように戦っているのだろうか。2026年前半(1〜6月)にITmediaビジネスオンラインに掲載した記事のうち、本文に「半導体」というキーワードを含む記事をピックアップ。閲覧数が多かった7つの記事を選び出してみた。
第1位:AI需要による半導体不足の実態
第1位は、半導体を巡る課題について流通面から取材した記事「『AI需要で半導体不足』の理由で本当に起きていること」だった。東京エレクトロン デバイス部門が明かす。
「AI需要によって半導体が不足している」と説明されることが多い。これは本当なのか。AIブームの裏側で起きていることについて、東京エレクトロン デバイスの部門が語った要点をまとめた。
ソフトバンクグループ関連の記事が上位に
そのほか、AI・半導体企業に投資するソフトバンクグループに関する記事が3本、AIブームの恩恵を受ける富士通とレゾナックの経営陣インタビューが上位に入った。
ソフトバンクグループは、AI時代の基盤そのものを築くべく動き出している。米国では、巨大なAIデータセンターと10ギガワットの発電所を整備する計画を率いる孫正義氏の動きに注目が集まる。
Arm買収とAI投資の行方
「なくなったら半導体産業が成立しない」――ソフトバンクGが巨額な信頼を置く企業「Arm」とは何者か。孫正義氏が3.3兆円で買収した、半導体設計企業の英Arm。今やAI時代に欠かせない存在となった同社は、そもそも一体どのような企業なのか。詳しく解説する。
ソフトバンクグループのAI投資が実を結び始めている。米OpenAI、Arm、データセンター事業などの取り組みが進展する中、孫正義氏はAI革命において「世界経済の中核的な役割を担う企業の1社になりたい」と述べた。
データセンターの電力問題と後工程の重要性
AI処理を支えるデータセンターの「電力消費」が深刻な課題となっている。高精度なAI処理によって発熱した半導体を冷やすため、電力が必要だ。東京電力HDは、データセンターの廃熱で発電しようと試み始めている。
AI半導体の競争力を高める上で、複雑化する半導体の構造を支える「後工程」材料の重要性が高まっている。こうした中、存在感を高めているのがレゾナックだ。その戦略の背景と、日本企業の勝機を探る。



