「インクが出ない」が武器に!ゼブラがボールペンの常識を逆転させた理由:アセットの「再定義」
ゼブラ、インクが出ない逆転発想のボールペン「スタイルストゥウェイ」

ゼブラとエレコムが共同開発した「スタイルストゥウェイ」(実売価格1万6500円)が登場した。紙に書くために進化してきたボールペンを、デジタル時代に合わせて再定義した製品だ。

このペンは、紙とiPadで異なる筆記が生じることを利用した設計だ。紙では筆記によってペン先のボールが回転し、ジェルインクが出る。一方、滑らかなiPadの画面ではボールが滑って回転せず、インクが出にくい。その状態でペン先がタッチ入力を伝えることで、1本のペンをボールペンとスタイラスの両方として使える。

クリップをノックするとペン先が出る仕組み

クリップをノックするとペン先が出て、同時に電源が入る。iPadへのBluetooth接続は不要だ。本体は全長約16センチで、ボールペンとしてはやや長い。ボール径は0.5ミリ、軸色は黒と紺の2色。約30分の充電で約7時間使え、インクがなくなれば替芯を交換する。

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2018年以降のiPadに対応し(一部機種を除く)、画面にはガラス製のフィルムを貼る必要がある。紙のようにざらついた質感のフィルムでは、ボールが回転してインクが付く恐れがあるためだ。

ゼブラとエレコムが共同開発

ペン先を切り替えて使うタイプのペンは市場に以前からあったが、本製品には切り替える操作そのものがない。ゼブラによると、ボールペンタイプのスタイラスペンとしては同社調べで世界初だという。

発想は欠点から生まれた。紙とiPadで異なる筆記特性を逆手に取り、切り替え操作を不要にしたこの製品は、既存の技術をどう生かしたかの好例と言える。

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