スマホでキャッシュレス決済をする機会が増え、ちょっとした外出ならスマホ1台で済ませたいという人も多いのではないでしょうか。しかし、クレジットカードのタッチ決済に対応していない端末に出会うこともあり、iPhoneの「ウォレット」にカードを登録していても、レジで物理的なカードを差し込まなければならない場面もあります。さらに、ポイントカードや診察券のように、そもそもスマホに取り込みにくいカードもあります。だからこそ、iPhoneと一緒に数枚のカードをまとめて持ち運べると便利ですよね。
そこで今回試したのが、ニトリの店頭で見つけた「ポケット付きマグネットスタンド」です。これは、MagSafeに対応したiPhoneの背面やスマホケースに、マグネットでピタッと取り付けられるカードポケット付きスタンドで、価格は899円。カラーはブラック(BK)とモカ(MO)の2色展開で、今回はブラックを購入して実際の使い勝手を確かめてみました。
商品概要
商品名:「ポケット付きマグネットスタンド」、販売先:ニトリ、価格:899円、カラー:BK、MO、サイズ:約 幅6.5×奥行1×高さ9cm、材質:PU、マグネット、鉄。カラーはブラックとモカの2色で、価格は899円です。
MagSafe対応スマホの背面にピタッと装着できる
このアイテムの基本は、MagSafe対応のiPhone本体やMagSafe対応スマホケースの背面に、マグネットで貼り付けて使うカードケースです。スマホの背面に近づけると、磁力でピタッと吸い付くように装着できます。取り付け位置を微調整したいときも、いったん離してから付け直せばよく、着脱はとても簡単です。ちなみに、MagSafeに対応しているiPhoneのモデルは「iPhone 12以降」(ただし、SE、16eを除く)です。
MagSafe対応iPhoneの背面に、マグネットでピタッとくっつきます。ケースがMagSafeに対応していれば、ケースを外さなくてもくっ付きます。粘着テープで貼り付けるタイプではないので、iPhoneの背面に糊あとが残る心配がなく、別のMagSafeアクセサリーにワンタッチで付け替えられます。今回購入したブラックは落ち着いた色合いで、表面はシンプル。縁にはステッチ調のあしらいもあり、899円という価格を考えると、ニトリらしく「お、ねだん以上。」と感じる仕上がりです。
粘着式ではないので、必要なときだけ着脱しやすいのも便利です。縁にはステッチ調のあしらいがあり、「お、ねだん以上。」の質感です。注意したいのは、あくまでMagSafe対応の機種・ケース専用という点です。パッケージにも、MagSafe非対応のスマートフォン本体やケースには使用できないと明記されています。手持ちのiPhoneやケースがMagSafeに対応しているかは、購入前に確認しておきたいところです。
カードは2枚まで収納、しっかり挟み込む構造
ポケットにはカードを2枚まで収納できます。クレジットカードやポイントカード、診察券など、よく使うカードをiPhoneと一緒に持ち歩けるのは便利です。ちょっとした外出なら、財布を持たずにスマホと必要なカードだけで済ませやすくなります。
カードは2枚まで収納可能。クレジットカードやポイントカード、診察券などをiPhoneと一緒に持ち歩けます。クレジットカードやマイナンバーカードを入れてみると、カードの頭が5mmほど出る形になります。そのため、出ている部分をつまんでそのまま引き抜けないことはありません。ただし、ポケットはややタイトなので、カードの種類や入れ方によっては少し取り出しにくく感じる場面もありました。
クレジットカードやマイナンバーカードを入れると、カードの頭が5mmほどはみ出ます。収納ポケットは奥でカードを挟み込む構造です。カード1枚だけでも、逆さにした程度では落ちることはありません。出し入れのしやすさよりも、収納時のホールド感を重視した作りといえそうです。
収納ポケットは奥でカードを挟み込む構造。カード1枚だけでも、逆さにした程度では落ちませんでした。ポケットの内側には磁気防止シートが内蔵されています。ただし、カードを入れた状態ではタッチ機能を利用できないため、タッチ決済対応のカードや交通系ICカードを使う場合は、その都度カードを取り出す必要があります。また、磁気カードを収納する場合は、パッケージの注意書きも確認しておきたいところです。
カードポケット側を開くとスマホスタンドに早変わり
このアイテムが面白いのは、カードケースがそのままスマホスタンドになる点です。カードポケット側を手前に開いていくと、真横から見るとちょうどアルファベットの「A」の字に見えるような水平の支えが現れ、スマホを立てかけられるようになります。開いた支えはマグネットでカチッと固定されるので、グラつかず安定しているのが好印象でした。
カードポケット側を手前に開くと、横から見て「A」の字型になるような支えが現れます。マグネットで固定されるので安定しています。動画を見たり、ビデオ通話をしたり、デスクで通知を確認したりといったシーンで、スマホをサッと立てられるのは何かと重宝します。カードケースとして背面に付けっぱなしにしておけるので、必要なときにいつでもスタンドとして使えるのも便利です。
スマホをサッと立てられるので、動画視聴やデスクでの通知確認にも使えます。ただし、スタンドの角度は固定で調整できません。開ききった一段階の角度のみで、好みの傾きに変えることはできない点は割り切る必要があります。パッケージにも、開ききった位置から無理に開かないよう注意書きがありました。とはいえ、動画視聴やビデオ通話には十分な角度なので、実用上はそれほど不満を感じませんでした。
カードの出し入れには少しコツがいる、落としにくさとトレードオフ
使ってみて気になったのが、カードの取り出しやすさです。前述のとおり、クレジットカードやマイナンバーカードを入れるとカードの頭が5mmほど出るため、その部分をつまんで引き抜くことはできます。ただ、ポケットのホールド感がしっかりしているぶん、カードをサッと取り出せないこともありました。
取り出しにくい場合は、カードポケットの内側に開いている穴を使います。この穴に指を入れてカードをスライドさせると、カードがさらに押し出されるので、頭の部分をつまんで引き抜きやすくなります。頻繁に出し入れするカードには少し面倒ですが、逆に言えばカードが不用意に滑り落ちにくいということでもあります。
取り出しにくい場合は、ポケット内側の穴から押し出すとカードを引き抜きやすくなります。クレジットカード3枚も入りましたが、推奨枚数(2枚)を超えるためかなりタイトです。取り出す際は内側の穴から押し出す必要があります。
タッチ決済には不向き。入れるカードは選びたい
もう1つ、購入前に知っておきたいのが、カードを入れたままではタッチ機能が使えない点です。ポケットには磁気防止シートが内蔵されていますが、パッケージにも、カードを入れた状態ではタッチ機能は利用できず、都度カードを取り出して使うようにと案内されています。
つまり、交通系ICやタッチ決済対応のクレジットカードを入れておいても、改札やレジでiPhoneごとかざして「ピッ」とすることはできません。その都度ポケットからカードを抜き出す必要があります。前の項目で触れたとおり、カードの取り出しには少しコツがいるので、毎回タッチ決済のたびに抜き差しするのは、正直なところ少々手間です。
そのため、このポケットには、タッチ決済よりも差し込みや暗証番号入力で使うことが多いクレジットカードや、ポイントカード、診察券などを入れておくのが現実的だと感じました。日常的にタッチ決済する交通系ICなどは、別に持ち歩くか、iPhoneの「ウォレット」機能を使うほうがスムーズでしょう。パッケージには、「カードを入れた状態ではタッチ機能を利用できない」との注意書きがあります。
まとめ:クレカや診察券とスマホを一緒に持ち歩きたいときに便利!
ニトリの「ポケット付きマグネットスタンド」は、899円でカード2枚の収納とスマホスタンドの2役をこなす、よくできたアイテムでした。MagSafe対応iPhoneや対応ケースの背面にピタッと装着でき、マグネットで簡単に着脱できる手軽さは魅力です。カードポケット側を開けば「A」の字型の支えが現れ、しっかり固定されて安定したスタンドになるのも便利でした。
一方で、スタンドの角度が固定であること、そしてカードを入れたままではタッチ機能が使えないことは、購入前に押さえておきたいポイントです。特にタッチ決済をよく使う人は、入れるカードや使い方を選んだほうが満足度は高くなりそうです。
MagSafe対応のiPhoneを使っていて、クレジットカードやポイントカード、診察券などをスマホと一緒に持ち歩きたい人、簡易的なスマホスタンドもまとめてほしい人は、ニトリの店頭でチェックしてみてください。なお、6月6日の時点では、同製品はニトリの公式オンラインショップ「ニトリネット」での取り扱いはありません。
(文:早川厚志)



