【ニューデリー=青木佐知子】インドのナレンドラ・モディ首相は15日、首都ニューデリーで行われた独立記念日の演説で、先進国入りを目指す国家目標の実現に向け「若者たちが極めて重要な役割を担う」と述べ、今後1年で若者1000万人を対象に、人工知能(AI)に関する技能訓練を行うことを表明した。
若者の抗議運動を受けた対応
インドでは7月、入試不正や雇用不足に不満を抱く若者らの抗議運動「ゴキブリ人民党」のデモが広がり、教育相が辞任に追い込まれた。今回の表明はこうした動きに配慮したものとみられ、モディ氏は「インドの若者がAIの世界で指導力を発揮できるようにする」と強調した。
無料のオンライン予備校も提供
また、入試や就職試験に備える若者向けに、無料の「オンライン予備校」を提供することも表明した。
ネット上の風刺運動としてゴキブリ人民党を創設したアビジート・ディプケ氏はSNSで、「首相は、独立記念日に若者に対してメッセージを発信してほしい」と訴え、教育や失業対策などを説明するよう求めていた。



