プレーできなくても「声」で貢献 山梨学院・菰田陽生がベンチから逆転勝利を導く
プレーできなくても「声」で貢献 山梨学院・菰田が逆転導く

プレーできなくても「声」で貢献 山梨学院・菰田陽生がベンチから逆転勝利を導く

2026年3月26日、第98回選抜高校野球大会2回戦で、山梨学院は大垣日大を3対1で逆転勝利した。この勝利の陰には、左手首付近を骨折してプレーできないながらも、ベンチから「声」でチームを支えた主将・菰田陽生(3年)の存在があった。

主将としての役割を全う

菰田は投打の要であり、チームの主将でもある。1回戦で負傷した後、大垣日大戦ではベンチ入りし、「主将としてチームを引っ張ることを心がけた」と語る。試合中はベンチの前列に立って大声を出し、ベンチに戻ってきたチームメートに積極的に声をかけるなど、チームの士気を高める役割を果たした。

伝令役としてマウンドへ

0対1で迎えた五回表、1死一・二塁のピンチでは、菰田は伝令役としてマウンドに向かった。「ほとんどやった記憶がない」という役割だったが、試合前から機会があれば行くつもりで準備していたという。苦しんでいた投手・渡部瑛太(2年)には「落ち着いていこう」と励まし、打球が飛んだら最も近いベースでアウトにすることを確認するなど、冷静な指示を送った。

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負傷の経緯と復帰への決意

菰田の負傷は、長崎日大戦での一塁守備中に発生した。三塁手からの送球を捕球しようとした際、打者走者と接触して左手首付近を骨折。診断後、吉田洸二監督から「夏にもう1回甲子園に投打で戻ってこられるように頑張ろう」と言われ、気持ちを切り替えたという。

ベンチからの視点と勝利の喜び

ベンチからチームを見るのは少し不思議な感覚だったとしながらも、逆転勝利には「自分が試合に出ている時よりも、少しうれしい気持ちです」と笑顔を見せた。七回裏には石井の2点適時打などで逆転を決め、チームの勝利に貢献した。

この試合は、プレーできない状況でもリーダーシップを発揮できることを示す好例となった。菰田の「声」による貢献が、山梨学院の逆転勝利を支える大きな力となったのである。

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