新ルーティンでチームをけん引する花咲徳栄・岩井虹太郎選手
2026年3月26日、甲子園球場で行われたセンバツ甲子園の試合において、埼玉県の花咲徳栄高校・岩井虹太郎選手(3年)が、新たに考案したルーティンを実践し、チームを勢いづける活躍を見せた。岩井選手はこの日、6打数4安打を記録し、チームの切り込み隊長として大きな貢献を果たした。
独自のルーティンで初安打を放つ
試合開始直後、岩井選手は1番打者として打席に立った。彼は打席に入る前に、少し胸を張り、肩をすとんと落とす動作を行った。バットを構えた後、右手を一度離してひらひらと振ることで、自然と体の力を抜くことに成功した。この新ルーティンは、彼自身が考え出したものである。
1打席目、4球目の外角高めの直球を上からたたくイメージで打ち返すと、打球は中前に抜けていった。岩井選手は「渋い打球だな」と苦笑いしながらも、聖地・甲子園での初安打を記録し、「ほっとした」と安堵の表情を浮かべた。塁上では笑みがこぼれ、心に余裕が生まれたという。
父の監督の下で成長を遂げる
岩井選手の父は、花咲徳栄高校を率いる岩井監督である。2017年夏、父が指揮を執るチームが全国制覇を果たした際、岩井選手は現地で観戦し、強いあこがれを抱いた。高校を選ぶ際には少し悩んだものの、「息子だからといって特別扱いされることもないし、のびのびプレーできそうだ」と考え、花咲徳栄高校への入学を決意した。
現在、彼はほかの選手と同じように、父のことを「岩井先生」と呼んでいる。岩井選手は「父とは口元のホクロの位置が同じ。あと、喜怒哀楽がはっきりしている性格が似ているかも」と笑いながら語る。父子の絆は深く、チーム全体の結束を強める一因となっている。
目標通りに出塁率を向上
岩井選手は「出塁率を上げる」という目標を掲げ、日々の練習に励んできた。この日の活躍は、その目標が着実に実を結んでいる証拠である。新ルーティンの導入により、打席での集中力とリラックス効果が高まり、安定したパフォーマンスを発揮できるようになった。
試合後、岩井選手は「岩井先生とみんなと、もっと上まで駆け上がりたい」と意気込みを語った。チーム全体の士気を高める存在として、今後の活躍が期待される。花咲徳栄高校は、岩井選手のけん引により、センバツ甲子園でのさらなる躍進を目指している。



