山梨学院・菰田陽生が守備で交錯し負傷、ベンチに退く
2026年3月22日、第98回選抜高校野球大会1回戦が行われ、山梨学院が長崎日大を5対3で下した。試合の焦点となったのは、山梨学院の主将・菰田陽生(3年)の活躍と、その後の負傷退場だった。
一回に先制本塁打でチームを勢いづける
菰田は2番・一塁手として出場し、早速一回裏にバットで存在感を示した。1死の場面で右打席に立ち、相手投手の得意球であるカーブを初球から振り抜くと、打球は大きな弧を描いて左翼席に飛び込む先制ソロ本塁打となった。この一打が呼び水となり、山梨学院はこの回に一挙5得点を挙げ、試合の主導権を握った。
五回裏の守備で交錯、左手首を負傷
しかし、五回裏の守備で事態は一変した。長崎日大の攻撃で2死一塁の場面、平野選手が三塁ゴロを放つと、三塁手・藤田選手の送球がそれ、一塁手の菰田が捕球しようと左腕を伸ばした瞬間、打者走者と激しく交錯した。菰田はすぐに顔をしかめ、グラウンド上で治療を受けた後、この回まで守備を続けたものの、左手首の痛みが増したため、六回の守備からベンチに退いた。
吉田監督「今後の戦い方が大きく変わる」と懸念
試合後、吉田洸二監督は菰田の負傷について深刻な表情で語った。「菰田は痛みに強い選手で、今まであんなに痛がっているのを見たことがありません。出場できるかどうかで、今後の戦い方が大きく変わってきます」と、チームへの影響を懸念した。菰田自身も利き腕は右腕だが、「スイングは多分難しいです。球を捕るのも痛い」と痛みの深刻さを明かし、気丈に受け答えをしていたものの、その状態は心配な状況だ。
投打の「二刀流」として注目される菰田の今後
菰田は最速152キロを誇る投手としても知られ、投打の「二刀流」でチームを牽引してきた。昨夏の大会では準決勝で涙を飲んだ経験を持ち、今回の選抜大会では「借り返す」と意気込んでいただけに、この負傷がチームの戦略に与える影響は計り知れない。山梨学院は5年連続の選抜出場を果たしており、菰田の早期回復が今後の勝敗を左右する鍵となりそうだ。
試合は山梨学院が一回の5得点を守り切り、5対3で勝利を収めたが、菰田の負傷はチームに暗い影を落とした。今後の診断結果が注目される。



