元プロレス王者がラーメン店主に転身16年 物価高とコロナ禍を乗り越える苦闘の軌跡
元プロレス王者のラーメン店主 物価高に直面する16年の苦闘 (10.04.2026)

元プロレス三冠王者がラーメン店主に 16年間の苦闘と物価高への挑戦

かつて全日本プロレスの黄金期を支えた「四天王」の一人、川田利明氏(62)が、ラーメン店「麺ジャラスK」の店主として第二の人生を歩んでから、今年で16年目を迎えました。プロレス界の頂点から飲食業界へと大胆な転身を果たした川田氏は、現在も物価高やコロナ禍といった逆境に直面しながら、東京・世田谷区の激戦区で店を守り続けています。

リングから厨房へ 孤独な挑戦の始まり

川田氏のラーメン店経営は、すべて一人で始まりました。物件探しから始まり、仕込み、調理、接客までをすべて自らこなす日々が続いています。2010年6月の開店以来、16年間にわたってこのスタイルを貫いてきました。「プロレスラーとして培った精神力が、飲食業の厳しさを乗り切る支えになっている」と川田氏は語ります。

「麺ジャラスK」のこだわり 看板メニューに込めた思い

店名の「麺ジャラスK」は、川田氏のリング上でのニックネーム「デンジャラスK」に由来しています。小田急線の成城学園前駅から徒歩9分ほどの世田谷通り沿いに位置する店舗には、鮮やかな黄色い看板が目印です。

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看板メニューはカレーラーメンと唐揚げのセット。スパイシーなスープにはフライドオニオンや紅ショウガがトッピングされ、細めの麺がよく絡むよう工夫されています。チャーシューは低温調理で時間をかけて仕上げられ、柔らかな食感が特徴です。「一つ一つの工程に手間を惜しまないことが、お客様に喜んでいただける味につながる」という信念が、すべての料理に反映されています。

二つの逆境 コロナ禍と物価高の襲来

開店から10年が経過した頃、新型コロナウイルスの感染拡大が飲食業界を直撃しました。続いて襲ったのが物価高です。原材料費の高騰はラーメン店経営に大きな打撃を与えましたが、川田氏は値上げに頼らない経営努力を続けています。

  • 仕入れ先の見直しと交渉
  • 廃棄ロスの徹底的な削減
  • メニューの効率化と品質維持の両立

これらの取り組みにより、競争が激しいラーメン業界で生き残りを図っています。「プロレスでもラーメンでも、諦めない心が一番大切」と川田氏は力強く語ります。

62歳の現役店主 これからの展望

現在62歳となった川田氏ですが、現役の店主として厨房に立ち続ける意志は変わらないと言います。プロレスラー時代に培った体力と精神力が、今でもラーメン店経営の原動力となっています。

今後の目標について、「この店を地域に愛される存在にすること。そして、いつかは後進を育てることも考えたい」と展望を語りました。16年間の苦闘を経て、川田利明氏のラーメン店主としての挑戦は、まだ終わりを見せていません。

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