東京マラソン2026:タケレが2連覇、コスゲイが国内最高記録で圧勝
東京マラソン2026:タケレ2連覇、コスゲイが記録更新

東京マラソン2026:タケレが2連覇、コスゲイが国内最高記録で圧勝

2026年3月1日、東京マラソンが東京都庁前から東京駅前までのコースで開催され、国内外のトップランナーが熱戦を繰り広げた。男子ではタデセ・タケレ(エチオピア)が2連覇を達成し、女子ではブリジット・コスゲイ(ケニア)が大会新記録となる国内最高記録で優勝した。

男子レース:タケレが終盤スパートで2連覇

男子レースでは、タデセ・タケレが2時間3分37秒のタイムで優勝し、昨年に続いて2連覇を果たした。序盤は想定外のスローペースとなったが、タケレは冷静に対応。残り1キロ地点で4人が横並びとなる激しい競り合いの中、最後の500メートルでスパートを仕掛け、僅差で先着した。

タケレはレース後、「競り合いは非常に良いものだった。優勝することができてうれしい」と喜びを語り、将来のオリンピック出場と優勝への意欲を示した。23歳の若き実力者は、2025年世界選手権東京大会での途中棄権を乗り越え、見事な復活劇を演じた。

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日本勢の活躍:MGC出場権を複数獲得

日本勢では、日本記録保持者の大迫傑(リーニン)が2時間5分59秒で12位となり、日本勢最高位を記録。前日本記録保持者の鈴木健吾(横浜市陸協)は10秒差の13位で続いた。両者は既に2028年ロサンゼルス五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得している。

さらに、市山翼(サンベルクス)が15位、近藤亮太(三菱重工)が17位、工藤慎作(早大)が20位、藤村共広(スズキ)が26位となり、計6名の日本選手がMGCの切符を手にした。序盤では橋本龍一(プレス工業)が日本人ペースメーカーに付いて独走する場面も見られたが、26キロ過ぎでタケレらに追いつかれた。

女子レース:コスゲイが大会新記録で圧勝

女子レースでは、ブリジット・コスゲイが2時間14分29秒の大会新記録で優勝し、4年ぶり2度目の東京マラソン制覇を成し遂げた。この記録は女子の国内最高記録としても刻まれた。

コスゲイは前半を1時間7分37秒のハイペースで折り返し、後半も力強い走りでペースを上げ続けた。30キロ過ぎには並走していた大会3連覇を狙うストゥメアセファ・ケベデ(エチオピア)を引き離し、独走態勢でゴール。2位に2分以上の大差をつける圧勝だった。

レース後、コスゲイは「素晴らしいレースだった。大会記録を更新できて、うれしい」と達成感をにじませた。2021年東京五輪で銀メダルを獲得した彼女は、2028年ロサンゼルス五輪に向け、ケニアからトルコへの国籍変更を決めており、「準備と条件次第では、もっと記録を伸ばせると思う」と自信を見せた。

細田あい、現役最後のレースで健闘

女子の日本勢では、現役最後のレースとして臨んだ細田あい(エディオン)が2時間23分39秒で10位となり、日本勢最高位を記録した。長年にわたる活躍に幕を下ろすに相応しい健闘ぶりを見せた。

東京マラソン2026は、高速コースを活かした記録更新と、次世代を担う日本選手の成長が光る大会となった。2028年ロサンゼルス五輪への選考プロセスも本格化し、今後の陸上界の動向に注目が集まる。

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