ミラノ・コルティナ五輪カーリング女子日本代表、最年少フィフス小林未奈がチームを支える縁の下の力持ち
カーリング女子日本、最年少フィフス小林未奈がチーム支える

ミラノ・コルティナ五輪カーリング女子日本代表、最年少フィフス小林未奈が縁の下でチームを支える

2026年ミラノ・コルティナオリンピックのカーリング女子競技において、日本代表が12日から1次リーグを開始する。日本女子チームは3大会連続のメダル獲得を目指しており、その戦いを支えるのが、チーム最年少の小林未奈(23)だ。彼女はフィフスと呼ばれる5人目のリザーブ選手として、氷の上でプレーする4人の選手たちを縁の下から支える重要な役割を担っている。

小林未奈の競技人生とチームへの加入

小林未奈は北海道釧路市出身で、小学校4年生でカーリングを始めた。冬季スポーツのトップ選手育成を目的とした北海道タレントアスリート発掘・育成事業の出身者であり、札幌東高校時代の2020年にはスイスで開催されたローザンヌ冬季ユースオリンピックの混合団体日本代表で準優勝を果たし、競技人生の大きな節目となった。高校卒業後はカナダ留学を計画していたが、コロナ禍で実現せず、代わりに専門学校でスポーツトレーナーの資格を取得し、個人練習を続けていた。

2021年11月、北海道銀行とのスポンサー契約が終了し、クラブチームとして再出発したフォルティウスから声がかかった。小林は当初、若い自分が強豪チームでやっていけるか不安だったと語るが、スキップの吉村紗也香らから長く続くチームにしたいと誘われ、憧れのチームに飛び込んだ。彼女にとって、フォルティウスはジュニア時代から同じリンクで活動していた憧れの存在であり、自分が求められたことが嬉しかったと振り返る。

フィフスとしての役割と活躍

フィフスは、基本的に試合中に氷に立たないが、その役割は多岐にわたる。試合前夜にはナイトプラクティスと呼ばれる時間に、翌日の試合で使用するストーンのチェックを行う。ストーンはアイスとの相性で滑り具合や曲がり具合に癖があり、小林は一つ一つの石を実際に投げてデータを収集し、選手たちに伝える重要な任務を担っている。試合中はシート脇の席でコーチらとともに試合分析にあたり、客観的な視点からチームをサポートする。

昨年12月の五輪最終予選(カナダ・ケロウナ)では、腰を痛めていたサードの小野寺佳歩に代わって、小林が1次リーグの2試合に出場。90%近いショット成功率を記録し、チームのピンチを救う活躍を見せた。この経験から、小林はフィフスは難しいポジションだが、いつ、どこで出ても対応できるのが自分の強みと自信を深めている。

チームへの貢献と今後の展望

日本代表のコーチを務めるのは、五輪3大会に出場した小笠原歩だ。小林は小笠原から世界での戦い方を教えてもらい、カーリング脳が鍛えられたと語り、小学生の頃に自宅近くのリンクで見かけた小笠原を人生の目標としてきた。現在、小林はチーム最年少ながら、縁の下の力持ちとして頼もしい存在に成長している。

ミラノ・コルティナオリンピックでは、日本女子チームが3大会連続のメダル獲得を目指す中、小林未奈のフィフスとしての役割がさらに重要となる。彼女の客観的な視点とデータ分析力が、チームの勝利に貢献することが期待されている。