鍵山優真、ミラノ・コルティナ五輪SPで2位発進 ジャンプ回転過多も「体がキレキレ」で世界一のステップ魅了
鍵山優真、五輪SP2位 ジャンプ回転過多も「体キレキレ」で魅了

鍵山優真、ミラノ・コルティナ五輪SPで2位発進 ジャンプ回転過多も「体がキレキレ」で世界一のステップ魅了

ミラノ・コルティナオリンピックは10日(日本時間11日)、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)が行われました。アメリカのイリア・マリニンが108.16点で首位に立ち、北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ)が103.07点で2位につけました。五輪初出場の佐藤駿(エームサービス)は9位、三浦佳生(オリエンタルバイオ)は22位でした。

ジャンプで回転しすぎるほど「体がキレキレ」の状態

団体戦で日本の銀メダル獲得に貢献した鍵山優真は、個人種目のSPでも躍動しました。冒頭の4回転-3回転の連続トウループで4.07の高い出来栄え点(GOE)を獲得し、続く4回転サルコーも鮮やかに決めました。しかし、後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)では、「体がキレキレで動いていたので、自分が思ったよりも浮き上がった」と説明し、回転しすぎて着氷が乱れました。

それでも、その後は世界一とも称されるステップで会場を沸かせ、高い芸術性を披露しました。この演技は、技術面と表現力の両方で高い評価を得ています。

エースとしての重圧を乗り越え、今季は「楽しむ」ことに集中

18歳で挑んだ2022年北京五輪で個人の銀メダルを獲得した鍵山優真ですが、その後、羽生結弦さんや宇野昌磨さんが競技会から退き、日本男子のエースとして大きな重圧がのしかかりました。昨シーズンは世界王者のイリア・マリニンを「意識しすぎた」と振り返り、ジャンプの安定感を欠く時期もありました。

苦しい時期を経て、今シーズンは「楽しむ」ことに集中し、持ち味を取り戻しています。13日に予定されているフリースケーティングでは、2006年トリノ五輪女子で荒川静香さんが金メダルを獲得した際に演じたオペラ「トゥーランドット」をプログラムとして選択しました。

鍵山優真は「とにかく、悔いのない演技をするのが一番の目標」と気合を込めており、フリーでのさらなる活躍が期待されています。

他の日本選手の結果と今後の展望

五輪初出場の佐藤駿はジャンプにミスが出て9位、三浦佳生は22位と苦戦しましたが、両選手とも経験を積む貴重な機会となりました。一方、首位のイリア・マリニンは「4回転アクセル」を回避したものの、高い得点でリードを築いています。

今大会のフィギュアスケート男子シングルは、技術の進化と表現力の深化が求められる中、鍵山優真をはじめとする選手たちの熱戦が続きます。フリースケーティングでは、以下のポイントが注目されます:

  • 鍵山優真の「トゥーランドット」による芸術的演技
  • イリア・マリニンとの得点差の縮小
  • 佐藤駿と三浦佳生の巻き返し

ミラノ・コルティナオリンピックは、冬季スポーツの祭典として、世界中のファンに感動と興奮を提供しています。フィギュアスケート男子シングルのフリーは、13日に実施される予定です。