佐賀県がコスメ産業活性化へ「Cosme Park SAGA」発足、異業種交流で新ビジネス創出を目指す
佐賀県「Cosme Park SAGA」発足、コスメ産業活性化へ異業種交流

佐賀県がコスメ産業の活性化に向けて新たなコミュニティを発足

佐賀県は、コスメティックビジネスに関心を持つ県内外の企業や個人を対象に、新たなコミュニティ「Cosme Park SAGA」(略称・CosPa(コスパ))を設立し、定期的な交流イベントを実施しています。この取り組みは、コスメ関連業界に限定せず、美容師やヘアメイクアーティスト、金融関係者、自治体職員など、多様な異業種の関係者を巻き込み、新たなコスメビジネスの創出を促進する環境を整えることを目的としています。産業の裾野を広げ、地域経済の活性化を図る狙いです。

異業種が集結するコスパの活動内容と成果

県コスメティック産業推進室によると、コスパは昨年6月に発足し、月に1回のペースで活動を展開しています。これまでに、コスメビジネスに関する市場戦略やSNS活用方法をテーマとしたセミナーを開催し、オンライン配信も行ってきました。各イベントには30人から40人が参加し、活発な議論が交わされています。また、参加者同士の交流を深める「みんなの作戦会議」も定期的に実施され、新たなアイデアの創出に貢献しています。

さらに、化粧品メーカー「ACRO(アクロ)」(東京)が唐津市呼子町に開設した精油の蒸留所を視察するなど、現場での実践的な学びの機会も提供しています。こうした活動を通じて、佐賀県のコスメ産業の魅力を県外にも発信する動きが活発化しており、首都圏でのトークイベントや交流イベントも開催され、地域の盛り上がりをPRしています。

県の長期的な取り組みと今後の展望

佐賀県は2013年から「コスメティック構想」を掲げ、コスメ産業の集積を促進するため、企業誘致や支援策を実施してきました。コスパについて、県コスメティック産業推進室の東泰史室長は、「来年度は新規事業の創出に重点を置き、ビジネスとして具体的な効果が得られる方向に進めていきたい」と意気込みを語っています。このコミュニティが、地域のイノベーションを加速させるプラットフォームとして機能することが期待されています。

今年度最後のイベントの詳細

コスパの今年度最後となるイベントは、3月11日午後3時から、佐賀市のグランデはがくれで開催されます。テーマは「1つのコスメが生まれるまで」で、セミナーとディスカッションを実施します。セミナーでは、コスメ開発の具体的な過程について、開発や販売に携わる2人の講師が詳しく解説します。参加は無料で、現地参加の定員は60人です。オンライン配信も行われるため、遠方からの参加も可能です。問い合わせは、受託事業者であるトレジャーフットのメール(public@treasurefoot.com)まで。