女性皇族の結婚後身分「夫や子は皇族としない」が最多35% 男系男子復帰案に賛成58%
女性皇族結婚後「夫や子は皇族としない」最多 男系男子復帰賛成58% (20.04.2026)

女性皇族の結婚後身分「夫や子は皇族としない」が35.8%で最多 男系男子復帰案に賛成58%

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が4月18日と19日の両日に実施した合同世論調査で、皇族数の確保に関連する女性皇族の結婚後の身分の在り方について国民の意識が明らかになった。調査結果によると、回答者から示された3つの選択肢のうち、「女性皇族は結婚後も皇族とし、その夫や子は皇族としない」という案が35.8%を占め、最多となった。この結果は、皇室の将来像を巡る議論に新たな視点を提供するものだ。

現在の制度維持案と夫や子も皇族とする案は約3割

他の選択肢では、「現在と同じく女性皇族は結婚後は皇族の身分を離れる」が29.7%、「結婚後も皇族とし、その夫や子も皇族とする」が28.9%と、いずれも約3割前後で拮抗している。一方、「分からない・言えない」と回答した人は5.7%に留まり、多くの国民がこの問題に関心を持っていることが示された。調査は全国の有権者を対象に電話で実施され、回答率は高い水準を維持している。

男女別で傾向に明確な違い 女性は「夫や子は皇族としない」が40.2%

男女別の分析では、回答傾向に顕著な違いが見られた。男性回答者では、3つの選択肢のうち「結婚後は皇族の身分を離れる」が35.1%で最多となり、現在の制度を支持する声が強い。一方、女性回答者では、「結婚後も皇族とし、その夫や子は皇族としない」が40.2%と最も多く、女性皇族の継続的な皇室での役割を期待する意見が優勢だ。この男女差は、ジェンダーや家族観の違いを反映している可能性があり、今後の議論で考慮すべき点と言える。

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旧宮家の男系男子を皇室に迎える案に賛成58.0%

皇族数の確保に関しては、「11ある旧宮家の男系男子、すなわち父方が天皇の血筋を持つ男性を皇室に迎える」という具体的な案への賛否も尋ねられた。その結果、賛成が58.0%に上り、反対の31.9%を大きく上回った。この高い賛成率は、皇室の伝統を重視する国民の意識を表しており、政府の検討課題として注目される。背景には、皇族数の減少に対する危機感が広がっていることが考えられる。

政府の有識者会議が示した3つの案と世論の乖離

政府の有識者会議は令和3年に提出した報告書で、皇族数の確保に向けて以下の3つの案を示している:

  1. 女性皇族が婚姻後も皇族身分を保持する。
  2. 養子縁組による旧皇族の男系男子の皇族復帰。
  3. 前の2つの案で十分でなければ、旧皇族男系男子を直接皇族に復帰させる。

今回の世論調査では、最初の案に近い「夫や子は皇族としない」が最多となったが、政府案との整合性は今後の議論で検討される必要がある。皇室の存続と現代社会の価値観のバランスをどう取るかが、重要な課題として浮上している。

全体として、この調査は皇室の将来に関する国民の多様な意見を浮き彫りにし、政治や社会全体での活発な議論を促す契機となっている。皇室制度の見直しは、単なる伝統の維持だけでなく、持続可能な皇室像を模索する過程として、今後も注目され続けるだろう。

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