大阪都構想を争点に維新と自民が舌戦、大阪市議補選の開票へ
大阪都構想争点に維新・自民舌戦、市議補選開票へ

大阪市議補選(西区選挙区、被選挙数1)は17日、投票が行われ、即日開票が進められている。この選挙は、大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)が目指す3度目の住民投票による大阪都構想の実現に影響を与える可能性があり、大きな注目を集めている。

立候補者と争点

立候補したのは、地域政党・大阪維新の会の新顔でジム経営の栗田裕也氏(46)、自民党前職で訪問薬局運営会社員の花岡美也氏(50)、無所属新顔でコンビニ経営の平松秀樹氏(72)の3人。主な争点は大阪都構想の是非である。

吉村氏は今回の補選について、「都構想を争点として明確に掲げており、非常に重要な選挙」と強調。大阪市の横山英幸市長(維新副代表)も「都構想と副首都の必要性を伝える重要な選挙」と位置づけた。

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維新・栗田氏の訴え

栗田氏は選挙期間中、自転車で西区内を巡り、各地で街頭演説を行った。告示日の8日には、「維新がこれまで進めてきた改革の流れを決して止めることなく、古い政治に戻さない」と述べ、副首都・大阪の実現と都構想の推進を訴えた。

吉村氏と横山氏も応援に入り、大阪の成長には副首都構想と都構想の実現が不可欠だと主張。西区を含む大阪1区選出の井上英孝衆院議員ら国会議員も頻繁に駆けつけ、支援を呼びかけた。

栗田氏は子育て支援やスポーツを通じた健康増進も重点政策に掲げ、政治経験のなさや知名度不足を補うため、SNSでの情報発信にも注力。陣営は、吉村氏らが「都構想を実現して、大阪をさらに成長させる。日本を引っ張っていく」と訴える動画を相次いで投稿した。

自民・花岡氏の反論

一方、自民の花岡氏は、過去2回の住民投票で否決されたことを踏まえ「民意はすでに示された」と都構想に反対の立場を明確にした。高市早苗首相(党総裁)の写真を使った選挙ビラには「3回目など論外」と記し、大阪市を存続させたまま副首都として発展できる道があると強調した。

応援に入った党所属国会議員も異口同音に「都構想反対」を訴え、維新を批判。告示日に演説した中山泰秀衆院議員は、過去の住民投票や2月のダブル選挙を「税金の無駄遣い」と批判。渡嘉敷奈緒美衆院議員は「3回目の住民投票を許しちゃいけません。3回だめだったら5回、10回やるんですか」と釘を刺した。

公明党は自主支援として各議員の判断で花岡氏を支援。8日の出陣式では、公明市議団の西徳人幹事長が「大阪市の存続も含めて(自民と)共に戦っていかなければならない」と訴えた。花岡氏は学校施設の整備や見守り体制の強化、AI技術を活用した防災力強化なども掲げた。

無所属・平松氏の政策

無所属の平松氏は、通学路などへの防犯カメラ増設や子ども食堂支援のための基金創設を掲げて選挙戦を戦った。

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