日本維新の会の県議会会派「滋賀維新の会」は、2026年5月16日までに、知事選において現職の三日月大造知事を含むいずれの候補も支援しない方針を固めた。この決定の背景には、地域交通の維持・発展のために県が導入の是非を検討している、いわゆる「交通税」への反対が決め手となった。維新県総支部もこの方針を追認し、知事選は自主投票とすることが決定された。
維新の知事選対応の経緯
維新は当初、知事選へ独自候補の擁立も検討していたが、最終的に断念した。その後、会派は現職支援も選択肢の一つとして、交通税を含む政策について知事側と意見交換を重ねてきた。しかし、5月12日に三日月知事が発表した政策案に「新たな税等を含め、移動を支える財源のあり方のさらなる検討を推進」などと明記されたことで、支援も断念することとなった。14日には会派内で方針を固め、総支部に伝えた。
交通税をめぐる各党の立場
政策案の交通税に関する記載には「予断を持たず、丁寧に」などの文言が添えられている。一方、同じく交通税に反対を示す自民党県議団は三日月知事を「支持」する方針を打ち出している。これに対し、維新の県議は「新たな税という文言は残り、進めたいという強い意志を感じる内容。反対を示すには(支援しないという)この形しかない」と述べ、支援を見送った理由を説明した。
知事選の現状
知事選には、4選を目指す三日月知事のほか、共産党県委員会副委員長の坪田五久男さんが立候補を表明している。今後の選挙戦では、交通税の是非が主要な争点の一つとなる見込みだ。



