小沢一郎氏「だから負けたんだ」、中道改革連合めぐり立憲民主党執行部に苦言
小沢一郎氏「だから負けたんだ」、中道改革連合めぐり執行部に苦言

立憲民主党岩手県連の定期大会が2026年5月10日、盛岡市で開催され、同党の小沢一郎前衆院議員と中道改革連合の階猛幹事長が同席した。両氏は東日本大震災後、立場の違いから対立を深めてきた経緯があり、その発言に注目が集まった。

階猛氏、野党再結集に意欲

大会のあいさつで、階氏は2月の衆院選で中道が惨敗したことに触れ、「さまざまなことを棚上げにして、とにかくまとまればよいという形で新党結成を急いだことが敗北につながった面もある」と述べた。その上で、「もう一度、虚心坦懐に振り返り、党を立て直す。立憲民主党や公明党にも早く一緒になってもらえるような党に生まれ変わりたい」と、野党勢力の再結集に意欲を示した。

階氏はこれまで立憲公認で岩手1区で当選を重ねてきたが、県連には所属していなかった。2月の衆院選では中道公認で岩手1区から立候補し、8回目の当選を果たした。

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小沢氏、初の落選を謝罪

一方、小沢氏は同じ選挙で岩手3区に中道から立候補したが落選。1969年の初当選以来、初めて議員バッジを外した。あいさつで「全く面目ない次第」と謝罪し、「皆さんと一緒に、応援団の一人として頑張っていきたい」と語った。

両氏はかつて師弟関係に近い間柄だったが、東日本大震災後の対応や政治手法の違いから距離が生じたとされる。2020年10月には、旧国民民主党県連の資金を返金していないとして、組織を引き継いだ立憲県連が階氏に約3300万円の損害賠償を求めて提訴。この月の立憲県連の結成大会で、会場を訪れた階氏は出席できず、当時県連代表の小沢氏は「排除してはいないが、資金問題で疑義がある」などと説明した。しかし、2022年10月の盛岡地裁判決は県連側の訴えを退け、県連は控訴せず判決が確定した。

階氏、出席の理由を説明

今まで参加してこなかった立憲県連の大会への出席について、階氏は取材に「立憲民主党や公明党と合流していく流れを強める上で、少しでもプラスになればと思った」と説明。「これまでは県内でさまざまな問題があったが、日本の政治を変えるという意味で大所高所から判断した。重要な機会だと思った」と語った。

小沢氏、執行部に不満

小沢氏は大会終了後、報道陣に対し、「中道と立憲がどうなんだか皆目わからん。執行部がしっかりしなきゃだめだよ。関わりようがないじゃないか。そんなはっきりしないもの。だから負けたんだ」と不満を述べ、党執行部を厳しく批判した。

立憲県連の岩渕誠幹事長は、階氏の出席について「本来の野党共闘に近づいたのではないかと思う。我々にとっても大きな意義のある場面だった」と評価した。

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