米南部バージニア州の最高裁判所は8日、同州の連邦下院選挙区をめぐり、4月の住民投票で承認された野党民主党に有利な区割り変更を無効とする判断を下した。投票実施までの手続きが州憲法に違反していたと指摘した。米メディアが伝えた。
中間選挙への影響
11月の中間選挙を控え、この判断は民主党にとって大きな打撃となる。一方、トランプ大統領は交流サイト(SNS)で「大勝利だ」と歓迎の意を示した。バージニア州のスパンバーガー知事(民主党)はX(旧ツイッター)で、州最高裁の判断に「失望」を表明した。
現状の選挙区構成
バージニア州には11の連邦下院選挙区があり、現在は民主党6人、共和党5人の議席配分となっている。11月の連邦下院選では、この選挙区構成が維持されることになる。
今回の区割り変更は、住民投票で承認されたものの、その手続きに憲法違反があったとされ、州最高裁が無効と判断した。民主党はこの変更により、中間選挙で有利になることを期待していたが、今回の判断でその目論見は外れた。
トランプ大統領は、自身のSNSで「大勝利だ」と投稿し、この判断を歓迎。一方、スパンバーガー知事は「失望している」と述べ、今後の対応を検討する姿勢を見せている。
バージニア州は近年、民主党支持が強まっている州の一つであり、今回の区割り変更をめぐる争いは、全国的な政治対立の縮図とも言える。中間選挙を控え、両党の攻防はさらに激化することが予想される。



