茨城県神栖市長選をめぐり、県選挙管理委員会は28日、全票を再点検した結果、有効とされていた票数に変動があったとして、くじ引きで当選した新人の木内敏之氏の当選を無効とする裁決を行った。この裁決は、敗れた前市長の石田進氏が審査を申し立てていたものだ。
裁決の詳細と今後の流れ
裁決に不服がある場合、告示後30日以内に高等裁判所に訴訟を提起できる。裁決または訴訟の判決が確定するまでは、木内氏は市長の職を失わない。もし訴訟を起こさなければ、石田氏の当選が確定する。
選挙の経緯
昨年11月に投開票された神栖市長選は、木内氏と当時現職の石田氏による一騎打ちとなった。得票数はともに1万6724票で、219票が無効票だった。同数となったため、くじ引きにより木内氏の初当選が決まり、12月に市長に就任していた。
県選管は今回の再点検で、有効票の数が変わったことを確認し、裁決に至った。これにより、神栖市の政治情勢は再び流動的なものとなっている。



