埼玉県蓮田市長選、現職と新人の一騎打ち
24日に投開票が行われる埼玉県蓮田市長選挙には、現職の山口京子氏(69)と新人の武藤康史氏(72)の2人が立候補している。両氏の横顔や主な政策を紹介する(届け出順)。
山口京子氏(69)無所属・現職 「共生」で市政継続を訴え
山口氏は「市政の安定のためには1期で終わるわけにはいかない。自分の掲げた『蓮田共生』の取り組みで引き続き市民を笑顔にしたい」と述べ、1期目の実績を強調する。4年間で進めた産業団地の整備や総合市民体育館の大規模改修などを挙げ、2期目では地下鉄7号線(埼玉高速鉄道)の蓮田までの延伸や公共施設の再編を重点政策として掲げ、市政継続を訴える。
新潟県加茂市出身で、結婚を機に蓮田市に移住。義父の勧めで1999年に市議会議員選挙に出馬し、市議5期、県議1期を務めた。前市長の後継として2022年に市長に就任。「市民にとって絶対に必要な事業を取捨選択してきた」と首長としての仕事を振り返り、1期目の自己採点は「70点ぐらい」と語る。今後は前市長が敷いたレール上の事業に加え、上下水道管の調査や老朽管の更新などにも注力し、市民生活を支える覚悟を示す。趣味は演劇鑑賞で、彩の国さいたま芸術劇場のシアターグループ「カンパニー・グランデ」の活動にも参加していた。
武藤康史氏(72)無所属・新人 企業誘致で「稼ぐ力」を強化
武藤氏は「今の蓮田は静かな停滞の中にある。10年、15年先の未来を描いた上で財源を生み出し、必要な事業を組み立てていきたい」と語り、民間出身の元市議として現市政の課題を冷静に分析。企業誘致や未来への投資を重視し、「稼ぐ蓮田」を実現することで市民を豊かにし、スピード改革を実行すると訴える。
大学卒業後に全日空(ANA)に入社し、長年にわたり航空業界で活躍。新規航空会社の創業に携わり、現在は関連のコンサルティング会社を経営している。東京都大田区出身で、蓮田市には30年以上前に移住。「静かで落ち着いていて災害に強いまち」と印象を語る。2022年の前回市長選では別の新人候補を支援したが、もっと論争が必要だと痛感。2023年の市議選に出馬し、2位で初当選を果たした。豊富な民間経験と3年間の市議活動を生かし、大胆な変革に意欲を燃やす。趣味は小物の収集と辛い料理を探して食べることで、特にカレーが好きな理由は「食べる機会が多く、外国でも挑戦できるから」という。



