吉村氏と維新市議団が極秘会合、都構想期限迫る2026年5月8日 5時00分
吉村氏と維新市議団が極秘会合、都構想期限迫る

2026年4月27日夜、大阪市北区の商店街にあるレンタルルームに、大阪維新の会の市議団幹部ら約10人が集まった。彼らはシャンパンなどの酒類や食材を持ち込み、会合の開始を待っていた。

午後7時半ごろ、維新代表の吉村洋文氏(大阪府知事)と代表代行の横山英幸氏(大阪市長)が駆けつけた。両氏はその日、東京・霞が関の経済産業省で開かれた会議に参加していたが、大阪に戻り、市議団との会合に臨んだ。

この会合は「極秘」とされ、ある市議によると、報道陣への情報漏洩を警戒し、開始の数時間前まで会合場所は知らされなかったという。同じ党内での会合にもかかわらず、これほど神経をとがらせる理由は、維新内が組織として一枚岩とはほど遠い状況にあり、党内や支援者に疑念を持たれることを警戒しているからだ。

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コミュニケーション不足が招いた緊張

この緊張の背景には、吉村氏の「コミュニケーション不足」があるとされる。維新が目指す大阪都構想は、5月に大きな山場を迎える。そのため、鍵を握る市議団との関係構築が急務となっている。

会合では、今後の都構想の進め方や、党内の結束強化について議論されたとみられる。会合後、吉村氏は取材に対し、「腹を割って話そう」と述べ、市議団との対話の重要性を強調した。一方、市議団幹部は「今後の見通しは明るい」と語り、協力姿勢を示した。

都構想の行方

大阪都構想は、大阪市を廃止し、特別区に再編する構想だ。過去2回の住民投票で否決されたが、維新は3回目の挑戦を目指している。5月には、都構想の具体的なスケジュールや区割り案が示される見通しで、党内の調整が急がれる。

しかし、維新内部では、都構想への賛否が割れており、市議団の中にも慎重な意見がある。今回の極秘会合は、こうした党内の亀裂を修復し、一致団結を図るためのものだったとみられる。

吉村氏は、これまで都構想の推進に全力を注いできたが、市議団との連携不足が指摘されていた。今回の会合で、吉村氏は自らのリーダーシップを示し、市議団の信頼を得ようとした。

会合の成果は、5月以降の都構想の動きに大きく影響するだろう。維新が一枚岩となって都構想を推進できるか、注目が集まる。

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