千葉県野田市の野田鎌田学園高等専修学校の生徒たちが運営するレストラン「のだかまキッチン」が12日、野田市役所8階にオープンした。開店を待ちわびた市民らを、生徒たちが心を込めた料理で迎え、初日は用意した約120食が完売する好評ぶりだった。
市役所食堂の跡地を活用
野田市役所では、かつて市の委託業者が営業していた食堂が2016年に閉店。以降、空きスペースとなっていた。市は、赤城山(群馬県)や日光連山(栃木県)の眺望を生かし、市の魅力を発信する場として、調理師やパティシエを目指す生徒が学ぶ同校にレストラン運営を提案。約5千万円を投じてキッチンやホールを改修し、調理機器も新調した。
生徒たちの練習の成果
生徒たちはオープンに向け、試食や接客の練習を重ねてきた。オープン初日は、同校調理高等科の生徒19人がホールとキッチンに分かれ、客を席に案内したり、調理や配膳を担当。2時間ほどで用意した約120食が完売した。
市内に住む小山友美さん(47)は、キッチンで働く長女(18)に「おいしくてボリュームもあり満足。初めてのことに挑戦する機会はめったにない。大変だけど、楽しさも知って」とエールを送った。また、市内の会社員津田晴香さん(53)は「8階の眺望が素晴らしく、料理もおいしい。初々しい接客も良かった。他のメニューもぜひ食べてみたい」と高評価。「市民を通して社会に踏み出す勉強ができるのは、とても良いアイデア」と話した。
生徒の意気込み
同校3年の日下部梨華さん(18)は「思った以上にお客さんが多くて焦ったけど、『おいしかった』『また来たい』と言ってもらえてうれしかった。もっともっとお客さんに喜んでもらえるよう、いいレストランにしていきます」と力を込めた。
営業情報
「のだかまキッチン」の営業は火曜、水曜、木曜の午前11時半から午後2時半まで。地元産のみそやしょうゆ、同校の農園で収穫した有機野菜などを使用し、地産地消にこだわったメニューを提供する。



