大阪都構想を巡り、法定協議会(法定協)の設置に向けた動きが加速している。日本維新の会の大阪市議団は20日、市役所で会合を開き、法定協設置議案への賛成方針を正式に決定した。市議団幹部が明らかにしたところによると、市議会で過半数を占める維新が賛成に回ることで、5月中の議案可決が確実となった。大阪府議会でも可決される見通しで、法定協は6月にも設置される運びだ。
法定協設置の手続きと今後の流れ
法定協の設置には、大阪市議会と大阪府議会の両方での可決が必要とされる。府議会で過半数を握る維新府議団は既に賛成の立場を示しており、3月に提出された議案は継続審査となっていた。今回の市議団の賛成決定により、両議会での可決が視野に入った。
維新の会の戦略と意義
大阪都構想は、日本維新の会の看板政策として長年掲げられてきた。制度案を作る法定協の設置は、構想実現への第一歩と位置づけられる。維新市議団は、会合で「大阪の成長と発展のために必要」との認識で一致した。一方、反対派からは「住民の理解が不十分」との声も上がっているが、維新側は議会での多数を背景に推進を急ぐ構えだ。
大阪市議会では、5月中の本会議で可決される見通し。その後、府議会でも同様の手続きが進められ、6月にも法定協が設置される。法定協では、具体的な制度案の策定が行われる予定で、大阪の将来像を左右する重要な議論が始まる。



