衆議院の森英介議長と石井啓一副議長は19日、皇族数確保策を巡り国会内で会談した。両氏は、衆参両院の正副議長で進めている取りまとめ案について協議したとみられる。この取りまとめ案は、今国会中の皇室典範改正を視野に入れたもので、今週中にも各党派に提示される見通しだ。
全13党派の見解が出そろう
衆参両院は15日、皇族数確保策に関する全体会議を開催。中道改革連合が意見表明したことで、全13党派の見解が出そろった。森議長は会議後の記者会見で、今国会中に皇室典範改正を目指す考えを重ねて明言。「立法府の総意」案をまとめ、今週にも各党派に提示する方針を示した。
女性皇族の身分保持案が大筋合意
これまでの全体会議では、皇族数確保策の主要2案のうち「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案」について、おおむね各党派の賛同が得られている。この案は、現在の皇室典範では結婚後に皇族の身分を離れる女性皇族について、婚姻後も皇族としての地位を維持するという内容だ。一方、もう一つの案である「旧宮家の男系男子を皇族に迎える案」については、慎重な意見もあり、調整が続いている。
今回の会談では、こうした状況を踏まえ、各党派の意見を集約した取りまとめ案の最終調整が行われたとみられる。森議長は、今週中にも各党派に案を示し、早期の合意形成を目指す考えだ。
今後のスケジュール
今週中に各党派に提示される「立法府の総意」案は、その後、衆参両院の正副議長会議で正式に決定される見通し。さらに、政府与党との調整を経て、今国会中の皇室典範改正法案提出につなげる方針だ。与野党間では、皇族数確保策の早期実現を求める声が強まっており、今後の動向が注目される。



