古屋憲法審査会長「高市首相の不退転の決意感じた」 改憲議論加速へ岐阜選出の重鎮が語る
古屋氏「高市首相の不退転の決意感じた」 改憲議論加速へ

高市首相の不退転の決意を感じた古屋憲法審査会長

高市早苗首相が意欲を示す憲法改正が今国会の主要テーマとして浮上する中、首相の側近であり衆院憲法審査会長を務める古屋圭司衆院議員(岐阜5区選出)が本紙のインタビューに応じた。古屋氏は首相から会長ポストへの就任を打診された際、改憲への「不退転の決意があると感じた」と述べ、各党の意見集約を急ぐ考えを明確に示した。

阿吽の呼吸で理解する首相の思い

古屋氏は党憲法改正実現本部長を長年務めてきた経歴を持つ。インタビューで、首相から「憲法審査会長をぜひやってほしい」と言われただけで、「憲法改正に向けて不退転の決意があるな」と感じたと語った。「高市早苗という政治家の考えはよく分かっている。阿吽の呼吸だ」と付け加え、両者の緊密な連携を強調した。

過去の議論から一歩前進へ

これまでの国会における憲法論議について、古屋氏は「前身の衆院憲法調査会では、中山太郎会長が『中山方式』と呼ばれる公平な議論の場を提供していたが、20年がたち議論が堂々巡りしている」と指摘。今国会では「どの項目をやるかの意見集約に当たっていくべきだ」と述べ、丁寧かつ迅速な議論の必要性を訴えた。

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与野党の合意を重視する「中山方式」との違いについて問われると、「調査会は議論する場だったが、審査会には発議権があるのが大きな違いだ」と説明。「民主主義は徹底的に議論するが、最終的には採決もある」と述べ、必要に応じて決断を下す姿勢を示唆した。

条文起草委員会の設置と発議時期

自民党が昨年の臨時国会で提案した衆院憲法審査会内の条文起草委員会設置については、「国会発議のためにはまず条文案をまとめないといけないので、非常に良識的な提案だった」と評価。設置スケジュールについては「ノーコメント」としたが、早期の具体化を期待させる発言となった。

首相が施政方針演説で「早期の発議を期待する」と述べたことに関連し、発議時期について古屋氏は「私がいつとは言えないが、発議項目を早急に取りまとめるのが立法府の責任だ」と語り、与党としての責務を強調した。

世論の変化と隔世の感

憲法改正を巡る国民の関心の変化について、古屋氏は「世論調査を見ても憲法改正への理解が進んでいることは間違いない」と指摘。「特に若い世代で肯定的に見る人が多い」と分析した。

さらに、自身の政治歴に触れ、「憲法改正を訴えると、支援者からも『右翼みたい』と言われた初当選時とは隔世の感がある」と感慨深げに語った。1990年の初当選以来、国家公安委員長、衆院議院運営委員長、自民党憲法改正実現本部長などを歴任し、高市首相を3度の総裁選で支えてきた古屋氏の言葉には、政治風土の変遷がにじんでいる。

岐阜5区選出で当選13回を数える古屋氏は、現在の憲法審査会長として与野党の意見を集約し、改憲議論を前に進める重要な役割を担っている。今国会の残り会期で「相当濃密な議論」が行われる見通しだ。

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