日韓両政府は5月7日、ソウルで初となる外務・防衛の次官級協議(2プラス2)を開催した。この協議では、日韓および日米韓の安全保障協力を含む戦略的な連携を確実に強化していくことの重要性で一致した。米国のインド太平洋地域への関与が不透明さを増す中、日本は韓国との連携を一層強めたい考えだ。
協議の背景と目的
今回の「日韓安全保障対話」は、従来の局長級から次官級に格上げされて実施された。日本側からは外務省の船越健裕事務次官と防衛省の加野幸司防衛審議官が、韓国側からは外交省の朴潤柱(パクユンジュ)第1次官と国防省の李斗熙(イドゥヒ)次官が出席した。
協議の内容
日本側の説明によれば、会合では北朝鮮への対応や中東情勢について意見が交換された。また、日米韓での共同訓練などの具体的な安全保障協力を強化するため、3カ国間で緊密に意思疎通を行うことを確認した。韓国側は、国際情勢が厳しさを増す中で、日韓および日米韓の協力がますます重要になっているとの認識を確認した。さらに、首脳間の相互訪問である「シャトル外交」が活発化していることを評価し、外交・防衛当局間でも交流と協力の流れを継続することで一致した。
今後の展望
1998年に始まった日韓安全保障対話は、今回の次官級への格上げにより、より実質的な協力の枠組みへと発展した。両国は今後も安全保障分野での連携を深化させ、地域の安定に貢献する方針だ。



