トランプ前米大統領は6日、ウクライナ紛争の停戦案について、ロシアが同意すれば、即時に経済制裁を解除する可能性があると示唆した。この発言は、和平交渉を加速させるための新たな戦略として注目される。
停戦案の概要
トランプ氏は、自身が提案する停戦案には、ウクライナの一部領土のロシアによる実効支配を認める代わりに、NATO加盟を棚上げする内容が含まれると説明。ロシアがこの案に同意する場合、米国は直ちに制裁を解除し、関係正常化を進める考えを示した。
反応と懸念
この発言に対し、ウクライナ政府は「領土譲歩は受け入れられない」と強く反発。一方、ロシア側は「具体的な提案を待つ」と慎重な姿勢を見せている。欧州連合(EU)は、一方的な制裁解除は同盟国との調整を欠くとして懸念を表明した。
専門家は、トランプ氏の提案が実現すれば、国際秩序に大きな影響を与える可能性があると指摘。特に、ウクライナへの支援継続を主張するバイデン政権との対立が鮮明になる恐れがある。
トランプ氏は自身のソーシャルメディアで「平和は取引から生まれる。私は戦争を終わらせるために全力を尽くす」と投稿。2024年大統領選を見据えた外交政策アピールの一環とみられる。



