米首都ワシントンにある総合文化施設ケネディ・センターの正面から、ドナルド・トランプ米大統領の名前が作業員によって取り外された。この措置は、連邦地裁判事の命令に基づくもので、トランプ氏にとっては痛烈な打撃となった。
撤去の経緯
ケネディ・センターのマット・フローカ事務局長は13日、建物内外にあるトランプ氏の名前を含むすべての看板を撤去したと発表。2025年1月の大統領復帰後、トランプ氏はケネディ・センターの理事長に就任し、理事会を自身の支持者で固め、昨年12月には施設名を「トランプ・ケネディ・センター」に変更する決議を行っていた。
名称変更の影響
トランプ氏の名前は、ケネディ氏の名前の上に大きな文字で掲げられたが、これにより公演のキャンセルが相次ぎ、チケット売上は急減した。ワシントン連邦地裁のクリストファー・クーパー判事は先月、名称変更は違法としてトランプ氏の名前削除を命じた。
トランプ氏の反応
トランプ氏は判決に激怒し、同施設の管理権を放棄すると表明。さらに、クーパー判事は12日、トランプ氏の名前撤去により「回復不能な損害」が生じるというセンター側の主張を却下した。また、トランプ氏が求める7月からの2年間の改修閉鎖についても一時差し止めを命じている。
この一連の動きは、トランプ氏が公共の場に自身の名を刻もうとする試みが司法によって阻まれた事例として注目される。



